イベント好きの私にとって、待ちに待った2年ぶりの開催となります。
それが『 ツーリズムEXPOジャパン 2024 』です。
旅行系イベントとしては日本で最大級の規模で開催され大人気イベントとして定着しています。過去2018年までは毎年東京で開催されていたのですが、2019年の大阪開催以降は東京では隔年開催となりました。
そのため大好きな私としては、ようやく2年ぶりに参加できました。
このブログでも何度も伝えてると思いますが、このイベントは1977年から行われていた旅行展示トレードショーが始まりです。
その後、2011年から一般向け名称としてJATA旅博(海外旅行系)とし、さらには1995年から開催されていた旅フェア(国内旅行系)と2014年に統合開催としてツーリズムEXPOジャパンが開催されました。
そう、この名称になって今年で10年目となります。旅博時代から参加していたので感慨深いです。
これまでの開催はこちらを見てください。
さてそんなイベントですが、私は9月29日(日)に参加しました。
開催時間は日曜日は撤収の都合から17時に閉幕しますので、たっぷり楽しみたい方は開催時間が1時間長い土曜日がおススメです。
会場に着いたのは午前10時30分頃でした。
ツーリズムEXPOジャパンの来場者あるあるとして「どこのエリアから見て回るのか非常に迷う」というのが上げられます。もちろんお目当てのブースが明確にある場合にはそこに向かっていけばよいのですが、私のようにイベント全体を楽しむ人には難しい問題です。
例年では海外系のブースから見る傾向にあるのですが、今回はクリアファイルはもちろん他のノベルティなども欲しいので、配布が圧倒的に多い国内系から周ることにしました。
毎回すごくワクワクします。
旅行がテーマなのですが、楽しみ方は色々とあります。
・興味のある国や知らない国のブースに参加して色々な発見を楽しむ
・訪れたことのない日本国内のブースを訪問する
・趣味や関心のあるアクティビティなどなどを探す
・旅先での具体的なプランなどの参考になる情報を見て回る
・クイズラリーなどの景品がもらえるイベントに参加する
・ワークショップやお酒の試飲など体験できるものを回る
会場は全て「旅」に溢れていますので、参加者は思い思いに楽しめばよいのです。
さて国内系は東展示棟4~6ホールです。
4ホールから入るとすぐに左手には観光関連のブースと、右手には北海道のブースが並びます。
実は今回は私的に珍しいのが、お酒の試飲をいくつかのブースで楽しんだことです。あまりお酒に強くないので、これまでは積極的に参加しなかったのですが、試飲コーナーがあちこちのブースにあったので、ならばと思い参加しました。
その一つが「日本酒造ツーリズム推進協議会」のブースです。私は普段はあまりお酒を飲まないため、こういう試飲会では何を飲むのか予備知識が無く迷いますね。
ツーリズムEXPOジャパンでは国内系は地域ごとにブースが並びます「北海道」「東北」「関東」「中部」「関西」「四国」「九州」「沖縄」と言った感じです。
北海道は毎回非常に人気のブースです。
展示内容はもちろんですが、やはり国内旅行では行ってみたい場所で上位にランクインします。
2022年のツーリズムEXPOジャパンでは白樺の気を使ったブースで大自然を演出していましたが、今年は漁港などで見られるトロ箱を使った活気あふれるブースに仕上げてありました。
そして日本遺産ブースや東北エリアなど楽しそうなラリーなどに参加しているうちに、今回もあれが発動しました。
そうです。
あるある第二弾の「最初からペースが遅くてなかなか進まない問題」です。
これはわかっていても毎回起きてしまいます。理由の一つはわかっているのです。到着した午前中はまだまだ人が少ないコーナーも多くあり、チャンスと思いついつい積極的に参加してしまうからなのです。おかげで楽しめているのですから良いことなんですけどね。
5ホールのゲート近くにはアカデミーエリアがありました。専門学校や大学などが出展していたのですが、観光などの専攻科があるのですね。知りませんでした。
このイベントは自治体や旅行系企業だけにとどまらず色々な出展があります。
さらにその先に出展していたのは「ワーナー ブラザー ス スタジオツアー東京 ‐メイキング・オブ ・ハリー・ポッター」です。
既に多くの人が訪れていますが、練馬区にある旧としまえんの跡地に開園したハリーポッターの世界を味わえる施設です。根強い人気です。
ただここは写真を撮っていませんでした。
このイベントのおすすめポイントとして普段あまり接する機会のない国や地域の魅力に触れられることです。
例えば北陸地方では新幹線が延伸し話題ですが、知らないことってたくさんあります。石川県のブースでは「八重洲いしかわテラス(東京八重洲にある石川県アンテナショップ)」が出展し日本酒の試飲が250円で楽しめたのですが、なんと数量限定で甘エビのお刺身もついてきちゃいました。最高です。
また石川県と言えば加賀友禅などの伝統工芸でも有名です。会場で見かけた「ミス加賀友禅 徳田愛華さん」を記念に撮影させていただきました。
艶やかな加賀友禅がとても似合っていて、笑顔が素敵です。
関西エリアにはあのブースも出現しています。
「2025年日本国際博覧会協会」などによるEXPO 2025 大阪・関西万博です。どうなるのでしょうか?間に合うのでしょうか。テレビのニュースなどを見ているとややネガティブな話題が先行しているように感じます。
開幕すれば、何とかして私も行きたいと思っているのですが、開幕直後はチケットの入手難や混雑がひどくて厳しいかもしれません。
滋賀県のブースではいよいよ前面に西川貴教さん(滋賀ふるさと観光大使)を推してきましたね。
関西圏は割と馴染みがあるのですが、知らないことも多くあります。
私は東京にいることもあり四国や九州にもあまり縁がありません。このイベントはそういう時に色々知るチャンスです。
個人的には島根県の出雲大社にお参りしてみたいのです。
さてこのイベントでは多くのクリアファイルを入手するチャンスでもあります。
そもそも旅博の頃からノベルティはあったのですが、今では多くのブースでパンフレットやチラシなどに加えて配りモノが増えました。
そしてそれはこのツーリズムEXPOジャパンの魅力のひとつと言ってもいいと思います!
このイベントの参加者の年齢層は高めです。
多くの参加者が旅行好きだと思うのですが、費用やスケジュールはもちろんですが、いざ旅行に出かけるとなると健康面や体力面なども心配になりますよね。
このイベントで旅行気分を味わいたいという人はかなり多いと思います。そう言った人にはノベルティが貰えるのはすごく嬉しいものです。旅行にはお土産が付きもですよね。そう言うことです。
今回もクリアファイルはいくつか入手できました。
ですが実際には配布されていても気が付かなかったものはかなりあったと思います。どのブースもすごい人で、観光PRなどを楽しんでいるとうっかり見過ごしてしまいます。でも楽しいので良しとします。
さて国内の次は海外系です。
こちらは東展示棟1~3ホールです。
3ホールから入るとすぐにアジアエリアが広がっています
そして毎回大人気なのが「韓国観光公社」のブースです。韓国は隣国で渡航費用が安く馴染みもあるため人気の旅行先です。また日本ではK-POPや還流ドラマなどエンタメコンテンツのファンも多く、聖地巡礼の地でもあります。
他にもシンガポール、中国、マカオなど人気の観光地がたくさんあります。
中で私が驚いたのは「台湾」です。メインとなる「台湾観光協会」が大きなブースを出し、さらには周りにも「台南市政府観光旅遊局」をはじめエバー航空やタイガーエアなど複数のブースがあり一大台湾エリアを形成していたのです。
それは今の台湾人気を反映しています。
台湾への渡航者は昨年より12%以上も増加しており、訪台旅行者数も国別では日本からの渡航者がもっと多い結果となっています。
もちろん私も行ってみたい観光地のひとつです。
個人的には阿里山森林鉄道という観光路線があるので、それに乗ってみたいですね。
なお配布物の視点では海外系は国内系に比べると少なめです。基本的なパンフレットなどはもちろんありますが、ノベルティは昔から多くはない印象です。可能性としてはツアー会社や航空系企業ブースです。
個人的に訪れてみたい国はスペインとイタリアです。
やはりアントニオ・ガウディのサクラダファミリア教会は直接見てみたいですね。あとはエジプトのピラミッドも行きたいところのひとつです。
最近の旅行事情を見ていると海外アクティビティ体験など少し変わった旅行プランなども多く人気です。しかしこのイベントに来ると「やはり定番は人気なのだ」と思い知らされます。
韓国、ハワイ、グアム、そして台湾など定番の観光地だからこそ新しい魅力や楽しみ方をアップデートしてきていて底力を感じさせてくれます。
今回も休憩時間を惜しんで会場を回りました。
なお2日目だけの楽しみとしてはグランドフィナーレ’(表彰と閉会式)があります。
会場中のゆるキャラたちも勢ぞろいします。
最後にブースグランプリの各賞と来場者数をお伝えしておきます。
旅のプロが選ぶ ブースグランプリ(業界日の来場者)
【グランプリ】ハワイ州観光局
【準グランプリ】公益社団法人北海道観光機構/北海道旅客鉄道株式会社/北海道エアポート株式会社
【特別賞】嘉手納町
【実行委員長賞】インド政府観光省
旅の愛好家が選ぶ ブースグランプリ(一般日の来場者)
【グランプリ】韓国観光公社
【準グランプリ】台湾観光協会
【特別賞】飲泉・自家源泉かけ流し 観音温泉
【実行委員長賞】東洋大学国際観光学部
来場者数
9月26日(木):36,459人
9月27日(金):35,359人
9月28日(土):54,869人
9月29日(日):56,247人
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合計4日間 :182,934人
主催者の事前の目標である18万人を3,000人近く上回る結果となりました。
さて次回開催のツーリズムEXPOジャパン2025は「愛知・中部北陸」となり、会場は愛知県のセントレア空港に隣接するAichi Sky Expo 愛知県国際展示場です。
1度、他の開催地域も見てみたいですが、まずは今後の情報を待ちましょう。
閉会したのが17時でスターバックスに寄ってから電車で帰ったのですが、18時過ぎで辺りは真っ暗でした。楽しかったけど疲れました。