降り立った場所はJR山手線の上野駅です。
上野と言えば駅前に広がる「東京都立上野恩賜公園」とその周りには動物園や美術館・博物館などが並ぶ文化エリアになっています。
そんな中で私は今回は『 岡本太郎 展 』を見るために「東京都美術館」に向かっていました。
上野駅構内からすでにすごい人で、公園内も広いから密集とはいかないまでも相当な賑わいです。
最近の展示会は事前に日時指定のチケットを購入する方式のものが増えました。 岡本太郎 展も同様なのですが、空いていれば当日券も販売されています。
思い立って行ったので多少の不安もあったのですが、うまく当日券を購入して観る事が出来ました。
観覧料は1900円(税込)で、平日のみ音声ガイド付き2400円(ナビゲーターは俳優の阿部サダヲさん)と言うのもあるようです。
■岡本太郎展フライヤー
岡本太郎氏の印象はと言うと一般の人が思うそれと私も変わりないと思います。
何といっても代表的なのは1964年万国博覧会会場の「太陽の塔」で、「芸術は爆発だ」とか「本職?人間だ」などのパワーワードも強く記憶に残っています。
会場でも人物像に関して紹介されていましたが、万博以降は結構な頻度でテレビのバラエティー番組にも出演していた頃もあって、私はその時の印象が強く残っていて、おちゃめなオジサンと言う感じでしょうか。
会場は大きく3フロア構成ですが1階はオブジェなども多くあり自由見学のような流れなので、なかなか時間を食ってしまいます。
作品の多くは川崎市の「岡本太郎美術館」と、南青山の「岡本太郎記念館」の収蔵品から構成され、そのほかにも国内外の作品が一堂に会するという大規模回顧展となっています。
作品「露店」はNYのグッゲンハイム美術館から貸し出されていて、日本で公開されるのは40年ぶりとなりました。
個人的にはとにかく大きな作品が多い事に驚きました。
立体物はもちろん、カンヴァスも相当大きいサイズのものがずらりと並んでいて圧巻です。
特徴的な黒い目が印象的でした。
もう一つ驚いたことがあります。
当たり前のことかもしれないのですが、どの作品も1930年代~1970年代くらいのものが多くて、その上で今見ても最近の作品かと思うほど表現が新しく見る者を惹きつける力強さと深さを感じる事が出来ます。
圧倒されるような強さがありました。
岡本太郎氏は色々なプロダクトデザインも手掛けています。会場にも陶器や服飾などの作品の一部が展示されていました。
展示作品以外にも野球ファンなら大阪の球団で旧近鉄バファローズのロゴマークを思い出す人も多いのではないかと思います。こちらも氏のデザインです。
記号化されていながら誰が見ても水牛に見えるところがすごいですよね。
会場内は動画撮影とフラッシュ撮影さえしなければ自由に写真を撮ることもできました。
展示フロアはかなり広くて、さらに写真を撮っても良いこともあって、あっという間に2時間半くらい経ってしまいました。それでも私は早目に回った方だと思います。
最後はお楽しみのグッズコーナーですが、またこれがすごい種類が売られていました。
岡本太郎展限定のものから、記念館などで販売していたり一般のお土産だったり、私が会計している時に隣の女性は2万円くらい買ってて驚きました。
そりゃ気ままに買うとそうなりますよ、どれも欲しいものばかりですwww
私はお約束のクリアファイル中心ですが、太陽の塔のフィギュアやいつ着るかわからないTシャツと、ダイカットシールやポーチにクッションとどれも人気でした。決め切れずに売り場をグルグルしている人も多くて笑ってしまいます。絞るのむ図増しいです!
つまり岡本太郎のデザインはプロダクト化することでもとても優れたデザインであるという証明だと思います。
私が買ったクリアファイルやグッズはこんな感じです。
■クリアファイル
クリアファイルもたくさん種類があってメチャクチャ迷いました~~~。
■ギミックファイル 森の掟
こちらは生き物だけが表側に印刷されていて書類を挟むと印象が変わる仕掛けのものです。
そしてこの展覧会のもうひとつの目的はこれでした! タローマングッズが売られていることです。現時点では一部ネット販売はあるものの他のNHK関連のショップでは取り扱っていません。
■タローマンクリアファイルA
■タローマンクリアファイルB
さらに、、、
■タローマンカード復刻版(ブラインド販売)
結果は、、、
1パック目:①~③
2パック目:④~⑥
とりあえずは絵柄がダブらなくてよかったです。
タローマンはこの岡本太郎展のPR番組(要は宣伝)として作られた作品で放送されるや「なんだこれ!」と大人気となったものです。
将来はわからないですが、今の時点ではタローマングッズはこの岡本太郎展でしか入手できないので、それなりにレアかもしれません。
ただしこの回顧展は巡回が決まっていて、既に大阪展会場が2022年7月23日(土)~10月2日(日)で終了していて、今回の東京展会場が2022年10月18日(火)~12月28日(水)までです。
そして愛知展会場が来年2023年1月14日(土)~3月14日(火)に予定されているので、結構な数が販売されるだろうと思います。
なので私のように絶対欲しい人には多少レアですが、超レアって感じじゃないし、今からでも間に合うので焦らなくてもいいかもしれません。
会場を後にする私を太陽の塔が見送ってくれました。
岡本太郎展、とても良かったです。