お城EXPO 2024(パシフィコ横浜ノース)

私にとっては12月最大のイベントはコミックマーケット(年末)と、この『 お城EXPO 』です。

お城が好きな人のためのイベントですが、それにまつわる様々な要素が詰まっているイベントです。例えば歴史を見てもお城の歴史や城主やその地方を収めていた武将、歴史上の合戦など様々です。

もちろんグッズなどの販売も精力的に行われていて、油断すると簡単に散財しかねない状況です。
イベントグッズは勢いで買いがちですよね。

2日間にわたって開催されていますが、私は初日に参加することが多いです。

お城EXPO

2016年から毎年12月にパシフィコ横浜にて城郭文化の振興と発展やお城好きの方々との交流を目的に開催されている日本最大級のお城の祭典です。日本全国から「お城」と「お城のスペシャリスト」と「お城ファン」が集結し、高い支持を得ているイベントとなっています。
名称:お城EXPO2024
会期:2024年12月21日(土) 9:00~18:00~22日(日) 9:00~17:00
主催:お城EXPO (公益財団法人日本城郭協会、城びと<東北新社>、株式会社ムラヤマ、パシフィコ横浜)
公園:観光庁、日本政府観光局(JNTO) 、日本忍者協議会、文化庁、全国山城サミット連絡協議会、神奈川県、横浜市、公益財団法人横浜市観光協会、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)、横浜商工会議所、神奈川新聞社、tvk、朝日新聞Reライフプロジェクト

出典)お城EXPO公式サイト


さて私の参加日が初日が多いと書きましたが、必ずしも初日にアドバンテージがあるイベントではありません。好きなプログラムなどがある日を選べばよいと思います。
私の場合には会場となるパシフィコ横浜へは往復で3時間以上かかってしまうため、出来るだけ月曜日に疲れを残さないためです。これは多くのイベントでも同じように可能な限り土曜日に参加するように心がけています。

それよりもこのイベントでは個人的には難点があり、それは開場時間が午前9時だということです。
昨今のイベントでは9時に開場するのは多くはないですね。10時か11時が多いです。
そのため自宅を7時半ごろに出発しているので、とにかく眠いです。


今回も会場は横浜みなとみらいにあるパシフィコ横浜ノースです。到着したのは9時15分くらいだったと思います。少し始まったくらいが入場がスムーズなので多くのイベントで開場から20~30分後くらいに到着するように心がけています。
が!!しかし、今回はかなり並んでいました。
もちろん開場しているので徐々に進むため実際には10分程度で入れました。

メイン展示会場では「城めぐり観光情報ゾーン」と称して全国から集まるお城PRソーンで、今回も97団体が出展しています。
私は他のイベント同様にルートを決めて回っていきます。
パンフレットを見るとわかりますがタイムスケジュールもびっしりで1日中楽しむことができます。


9時30分の段階で既に相当な混み具合で、毎回のことですが来場者の熱気に圧倒されます。そもそも「お城」というテーマに潜在的なポテンシャルはあったのだと思います。このイベントは2016年から始まっているのですが、2019年ごろには既に大人気イベントとなっていました。



イベントの見どころは展示ごとにも色々とあるのですが、やはり来場者にとって「お城や歴史に対する1つ1つへのこだわりが感じられる」ことだろうと思います。
出展者はお城や各地域の自治体や協議会などであるため、お城やそれにまつわる歴史などのコンテンツを我が自慢のものとして情熱的に展開していて、それぞれが非常に深堀されています。

公式サイトにも「お城好きの方々との交流を目的に開催」と書かれているように単なる展示を見て楽しむイベントではないところが1番の魅力だと思います。

そのため、各ブースでも歴史の解説や遊びの体験などコミュニティ要素が満載です。
スタッフへ話しかけても皆さん詳しく多くの情報が出てきます。全国規模のお城ファンサークルが一堂に会したと言っていいかと思います。



イベントの特色をより鮮明にしているのが「厳選プログラム(有料)」の存在ではないでしょうか。
パシフィコは大型多目的会場(メイン展示会場)に加えて会議室フロアがあります。そちらでは大学教授や評議会の学術委員などによる講演やセミナーが開催されています。当日券を求めてチケット販売カウンターに並ぶ人も少なくありません。
座学以外にもシアターやワークショップなども目白押しです。

お城EXPOが楽しいのはカジュアルなファンから、とことんマニアックなファンまで広く満足できることだと思います。


私の1番の楽しみはいくつかのクリアファイルが貰えることです。
それは観光ものであったりお城であったり、歴史であったりします。私自身が人生で訪れたお城や城郭跡などは多くはありませんので、このイベントで初めて出会う場合も少なくありませんね。

そんな私のお城に対するルーツと言えば何といっても「お城の模型(プラモデル)」でした。
今時はあまり聞きなれないですよね。
しかし昭和の頃はお城のプラモデルは非常に人気がありました。今以上に遠方への旅行が大変な時代に自宅で簡単にお城のダイナミックさや複雑な形状などを堪能できます。
またプラモデルの良いところは現存しないお城(例えば江戸城など)もあることです。
お城は色数が少ないので、綺麗に塗装しなくても十分に雰囲気を味わうことができました。あ、いまもお城のプラモデルは売られていますよ。



このイベントは年々子供たちの参加も増えてきています。
テーマ展示の1つに「シン・忍者展」と言うのがありました。このコーナーはSTEAM教育の「科学」「技術」「工学」「芸術・教養」「数学」の視点で忍術を学ぼうという体験型忍術修行となっていました。

メインコンテンツは基本的に展示が中心のため来場者の多くがこの体験型のコーナーを楽しんでいました。忍者と言えばお馴染みの手裏剣体験などもあり、投げている間は我を忘れて夢中になってしまいます。



メイン会場でもステージが併設されていて、こちらは別料金などなく誰でも観覧できます。
たまたま覗いた時は「びわ湖・近江路観光圏活性化協議会」のステージで彦根城のひこにゃんも登壇して盛り上がっていました。
他にもお城好きとして知られるロンドンブーツの田村淳さんが「田村淳Presents 淳流お城の楽しみ方」という講演を行い、ステージエリアに入れないほどの大盛況となっていました。



城下町物販ゾーンでは多くのグッズが販売され、朝からたくさんの人が買い物を楽しんでいました。
各展示ブースでは御城印などが人気ですが、こちらはよりは幅広いラインナップが揃っていて大賑わいです。
収集癖のある私も色々と集めたい気持ちになるのですが、おそらく沼るのでやめておきます。


他にも日本100名城パネル展や城の自由研究コンテストなど、異なる見方でお城や歴史を楽しむことができます。

ふと気が付くと暑くて喉もカラカラでペットボトルのコーヒーをものすごい勢いで飲んでしまいました。
最後に念のためもう1度さらっと展示エリアを回って帰ることにしました。

横浜高速鉄道みなとみらい線のみなとみらい駅から東京都内に戻ります。
横浜に立ち寄ってもいいかななどと思っていましたが、相当に疲れたので寄り道せずに帰りました。



ちなみに今回の来場者は2日間で20,754人と2023年よりも2,500人ほど多い来場者となりました。1日1万人ほどが訪れた形ですので、それは会場の温度も上がるはずです。


昨今ではテレビなどでもお城や史跡、その歴史背景などにも触れる番組などもあり、来年以降ももう少し来場者は増えるのではないでしょうか。

私も来年のお城EXPO2025を楽しみにしておきます。