グローバルフェスタJAPAN 2024

さて最近のイベントの話です。
イベント名は『 グローバルフェスタJAPAN 2024 』です。
これは国際開発協力をテーマとしたイベントです。

グローバルフェスタJAPAN2024

開催概要
名称:グローバルフェスタJAPAN2024
会期:2024年9月28日(土)~9月29日(日)
内容:国際協力活動、社会貢献活動、SDGsなどに取り組む官民様々な団体が一堂に会する国内最大級の国際協力イベントです。
会場:新宿住友ビル 三角広場
主催:グローバルフェスタJAPAN2024実行委員会
共催:外務省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)
後援:
内閣府、総務省、法務省 出入国在留管理庁、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省、東京都、新宿区、一般社団法人日本経済団体連合会、一般社団法人日本新聞協会、一般社団法人日本民間放送連盟、NHK、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン、公益社団法人青年海外協力協会、国際連合広報センター(UNIC)、国際連合難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所、国際連合世界食糧計画(WFP)日本事務所、国際労働機関(ILO)駐日事務所、国際移住機関(IOM)駐日事務所、国際連合人道問題調整事務所(OCHA)神戸事務所、国連防災機関(UNDRR)神戸事務所、国連人口基金(UNFPA)駐日事務所、UN Women 日本事務所、国際連合児童基金(UNICEF)東京事務所、国際連合開発計画(UNDP)駐日代表事務所、OECD東京センター

このイベントは最近は比較的参加しているのですが、実は歴史は長くて1990年(平成2年)から国際協力フェスティバルとして開催されています。
1992年(平成4年)からは外務省が他団体と協力し主催しています。

また外務省は「若い世代や国際協力になじみの薄い層にも広く参加してもらうことを期待」してイベント名称を2005年から現在のグローバルフェスタJAPANに変更しています。


私はと言うと2019年に初めて参加し、その当時の会場はお台場センタープロムナードでした。非常に楽しかった印象があり、それ以降は可能な限り参加しています。


ガイドブックの一部も掲載しておきます。

さて今年はと言うと会場は昨年は東京国際フォーラムでの開催だったのですが、新たに新宿の三角広場イベントスペース(新宿住友ビル1階)へ変更となりました。
私は会期の初日の9月28日(土)に行きました。
三角広場は都営大江戸線の都庁前駅から徒歩5分ほどの近さで地下通路で会場までつながっていて好アクセスです。
到着したのは10時30分頃で、ちょうどオープニングセレモニーが始まる頃でした。
会場はすでにかなりの来場者でイベント人気の高さが伺えました。


三角広場は奥中央にステージを配することができるため東京国際フォーラムに比べると非常にステージが映えます。会場の屋根は全てガラスでイベントスペース全体がものすごく明るい会場だというのもあります(この日も小雨にもかかわらず明るいです)
大型ビジョンが高い位置に設置されているので会場のどこからでもステージの様子を見る事が出来て参加者はもちろんですが、出展社のブースから離れられないスタッフらもある程度伺い知ることができるため一体感が生まれる気がします。

ところでなぜ私が国際協力のイベントに関心があったのかという話ですが、以前も少し書いているのですが私自身がずいぶん昔(15年くらい前かな)に国際協力に間接的ではあるのですが仕事で参加する機会があったのです。
もちろん別に海外に行ったりするわけでもないのですが、それ以降はどことなく気になるテーマなのです。


今年2024年は、1954年に日本がODAを開始してから70年の節目の年となります。
ちなみにODAとはOfficial Development Assistance(政府開発援助)の略称です。
70年って簡単じゃないですよね。すごいことです。
そういった継続性も国際社会では日本に求められる大切な活動のひとつなのだと思います。

会場全体としてはかなりの出展数です。ガイドブックのマップを見てもらうとよくわかりますが、このスペースによく収まったなと言うのが感想です。実行委員会の事前の発表では各企業、協賛企業、NPO法人、国際機関、行政機関、大使館、学生団体など全て含めると約180にも及ぶ参加数となっています。
確かに各ブースの幅は2メートルにも満たないブースもあるのですが、それにしても180ブースというのはすごいです。

それぞれのブースでは出展内容は明確です。
むしろ参加している私の方がぼんやりとした印象です。しかしこのイベントの価値は、それまで国際協力に関心が無かったり、知ってはいるけど実際にどういったことなのかは知らない人への入門イベントと言っていいと思います。
そういった来場者に向けてあらゆる国際協力の具体的な事や、意味や意義を教えてくれるイベントです。

ちょっと残念に感じたのはお台場での開催時はブースのテント(スペース)も大きく、それぞれでセミナーやワークショップ、体験など具体的に発表するなど、より実践的な形式で行われていました。今回の三角広場はそういった形での開催は難しく、やや表面的(一方的)な展示が増えたように思います。
会場コストなどの問題もあるかもしれませんが、日本国内に向けたロビー活動の一環と考えてより積極的に外務省がコストをかけてもいいのではないかなと思います。

こちらにお台場の会場だった頃の写真があります。

JICA海外協力隊のブースで最近の人材派遣は順調なのですか?と伺いました。
 「いえ、非常に少ないです」
 「え!?会場には多くの関心のある若い人もたくさん来ていますよね」
 「数年前からコロナで全く活動が出来なくなりました」
 「コロナですか!」
 「ようやく最近になって少しずつ活動が戻りつつあります」
 「では2024年は復活の年ですね」
 「そうなって欲しいと思っています」


会場が賑わっていることで、私はすっかりコロナのことを忘れていました。
国内だけでもあれだけの騒ぎだったので、海外への渡航制限はもちろん現地でも打合せも難しい状況だったので厳しい環境だったと思います。
早く安全に活動できる状況になって欲しいですね。


また別のブースでも開発支援の人材を募集していて話を聞きました。
土木建設者や技術者などと聞くと特殊な人材のようにも聞こえますが、実際の現場では事務作業などもあり、幅広い人材を求めていて、それぞれに見合ったポジションに配置されていくとのことです。
もちろんより高度な技術を扱える人も必要ですが、事務ワークなども必要ですね。そう言った先入観を払拭していくのもこのイベントの役目かも知れません。


今回の会場はこの三角広場以外に屋外会場があります。
徒歩で2分ほどの新宿中央公園ファンモアタイムひろば(水の広場)です。基本的にはミニコンサートやパフォーマンスなどのステージとキッチンカーなので見に行かなくてもよいのですが、スタンプラリーのスタンプポイントもあったので少しだけ覗きました。


私がのぞいた時間は玉川大学体育会ダンスドリルチームJULIASがダンスを披露していました。一方的ではなく会場でもマネできる振付を行うなど、なかなか楽しかったです。

会場で実施されていたスタンプラリーはハズレで、何もなしです。
当たるとは思っていなかったのですが、粗品くらいはあっても良かったなと思います。


冒頭でも言ったように私は少し興味があってぶらりと出かけて参加しているため、2時間程の滞在で会場を後にしました。
色々勉強にもなったので、来年もスケジュールや会場などの都合が合えば見に行きます。