AnimeJapanネタが続くよ。
スクウェア・エニックスのビッグガンガンで押切蓮介氏が連載中の『ハイスコアガール』のクリアファイルだ。
この作品を知る人なら多くの人が2014年にSNKプレイモアがスクウェア・エニックスを相手取り著作権侵害にて告訴した。
この段階でもうハイスコアガールのアニメ化は決定していた。
しかしその後思いのほか揉めて結果的に闘争姿勢となり連載も休止となった。もちろんアニメも先送り。
2015年についに両者で和解が成立し2016年には連載が再開し、ついに2018年7月にアニメ放送が開始された。
これはあくまで個人的な見解であることを前置きにしたいが、この係争から見える課題がある。
エンタメ業界(芸能やゲームなど)は権利関係には世間の常識よりはかなり認識が低い(甘い)よ。権利関係は過去にも幾度となく揉めてきた背景がある。
その要因には「再現度」と言う点がある。
アニメで背景を描けばそれが現代である限り再現性を上げるとあらゆる著作物が入りこんでしまう。建物や企業ブランド、ファッションだって厳密には著作物だ。
そしてその「線引き」が難しい。つまりグレーゾーンが大きい。
そして権利確認すれば場合によっては多額のライセンス料が発生しかねない。状況次第で複雑に権利は絡まり・・・・・・結果「面倒」「うっかり」「思い込み」などの様々な悪しきプロセスによって訴訟は引き起される。
そして権利確認すれば場合によっては多額のライセンス料が発生しかねない。状況次第で複雑に権利は絡まり・・・・・・結果「面倒」「うっかり」「思い込み」などの様々な悪しきプロセスによって訴訟は引き起される。
ハイスコアガールのアニメ公式サイトを見ると各ゲームメーカーの権利表記も最低限入れているようだ。
クリアファイルはAnime Japan2018で配布されたもの。
ちなみにこの作品はゲームオタ向け作品のように知らない人は思うのだろうが(もちろんその面は十分ある)実際には主人公の矢口春雄と大野晶との青春物語である(と俺は理解している)
昔はゲームを題材としたものも色々あったけど最近は減ったなあ。権利関係もあるんだろうけど、どうしてもマニア要素が強くなるので今時はゲームのコアユーザーは減ってきているのでいろいろ難しいのかな。
その点では頑張ってほしいコンテンツだ。