昨年の灼熱の日にお出掛けしていました。
とても暑い2025年7月19日(土)に世田谷区南烏山にある世田谷文学館に出かけてきました。とは言え電車の中は快適、なんなら寒いほどに冷房が効いていました。
お出掛けの目的は開催されていた「 士郎正宗の世界展 〜「 攻殻機動隊 」と創造の軌跡〜 」を見るためでした。展覧会の会期は2025年4月12日(土)〜8月17日(日)と約4ヶ月ほどと、わりと長めの開催です。
そのため始まる前はすごくワクワクしていたのですが、最初は人が押し寄せるだろうと思い敬遠している間に6月も終わってしまい、これはいけないなと思い重い腰を上げました。
モタモタしていたのには別に理由もあります。
世田谷文学館は私としてはわざわざ出かけるための場所にあるのです。最寄り駅は京王線の芦花公園駅ですので、新宿からは約20分ほどで着きます。
とは言えなかなかついでの用事も作りづらく、やや面倒に感じてしまいます。
ただし駅を降りてからは千歳通りを南に一直線です。徒歩で6~7分も歩けば世田谷文学館が左手に見えてきます。
会期の後半にもなっていましたが、休日とあってかなりの来場者で賑わっていました。
早速チケットを購入して入ります。
一般料金は1,500円です。最近は料金も徐々に上がってきていてこの価格なら良心的だと感じてしまいます。
チケットは紙の昔ながらのもので、裏に日付印があるのもいい感じです。最近は電子チケットが多く紙のチケットが減ってきており寂しいですね。
会場内では基本的に写真撮影のみOKと言う事でした。
ワンフロアの構成であるため、往来などの順路は無く自由観覧形式です。見やすいところや見たい作品から見れるのは良い反面、グルグルしてしまって効率的ではありませんね。
本展覧会で大きく扱われていた4つ紹介します。
・攻殻機動隊
・アップルシード
・ドミニオン
・仙術超攻殻ORION
メディア全体を見ると攻殻機動隊は現役コンテンツではあるのですが、漫画と言う点ではとても懐かしい思いで見に行きました。
どの作品も2000年以前のものですので懐かしいのも当然です。。
【 攻殻機動隊 】
全体としてはやはりこの作品が中心です。もちろん多くの来場者の目当ても同じだったと思います。
ちなみに今回の展示で私がコミックを所有していないのは「ブラックマジック」のみで、それ以外はすべて自宅にあります。そのため今回も細かく原稿を読み進めたりしていません。それは家に帰ってからで十分です。
作品は架空の2029年以降の近未来が舞台となっていて、主人公の草薙素子が所属する公安9課の活動が描かれる、いわゆる未来警察モノです(安直な言い方で士郎氏に怒られそうですが・・・)
そもそも何故士郎氏の作品を好きになったのかと言う話ですが、それは簡単です。私が30年以上ヤングマガジンを愛読しているからです。そのためヤングマガジン海賊版に掲載されたものを除いてすべて週刊誌面で読んでいます。なのでコミックは連載時にはあまり買っておらず後々購入したものがほとんどです。
またマンガボックス掲載の攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXや月刊ヤングマガジンの攻殻機動隊 ARISEなどの一部は雑誌誌面では読んではいません。コミックは所有しています。
なお攻殻機動隊の連載(掲載?)に関しては、不定期と言うか時折載るといった印象であるため、読み逃しにつながるケースもありました。
しかし私にとって社会人生活とヤングマガジンは密接であったため、攻殻機動隊はとても印象深く残っている作品なのです。
また本人にこだわりがあるのだとおもいますが、メカや乗り物に関してはワンカットのものであっても、考えて描かれています。一口にこだわりだと言うのは簡単ですが、楽しさと大変さが同居した作業だろうなと思います。
草薙素子の有名なセリフに「そう ささやくのよ・・・私のゴーストが」と言うのがあります。
意外に捉えにくいとされるセリフで、個人的には世界感をよく表しているのかなとは思いますし、実際には連載を長期でずっと読んでいると、それほど難解なものではなく染み入るようにすんなり入ってくるセリフです。
ただそんなことは問題ではなく、そういうあらゆる物事を超越した世界への没入感を感じられるのが士郎正宗氏の世界なのかなと言う気がします。
【アップルシード】
二人の主人公であるデュナンとブリアレオスの関係性がとても素敵な作品です。
当時は非常にインパクトのある作品だったと思います。
企画にどの程度の時間をかけているのかわからないのですが、設定は非常に細かく、レイヤー化して考えているのか、一気に作り上げているのか興味の湧くところです。
個人的にアップルシードが発表されたのは私が社会人になってすぐのころなので、ワンルームの部屋で何度も読み返した思い出があります。
【ドミニオン】
主人公の尾崎レオナを中心とした人フォーカスな作品には違いなのですが、個人的にはボナパルト(戦車)が好きなのです。
ミニミニ大作戦のミニクーパー的と言うのでしょうか、バタバタ感のあるアクションが楽しい漫画です。
【仙術超攻殻ORION】
コミックガイアに掲載されたファンタジー路線の作品です。
ファンタジーと言うと他の作品と一線を欠くような印象に感じますが、実際には攻殻機動隊も未来SFファンタジーともいえるため、背景的なテーマやモチーフが異なる作品という趣です。
コミックの巻数も少なく読みやすいです。1990年代の作品ながら3Dアニメ化もされています。
攻殻機動隊と同時期の作品なのでテーマこそ違えど、筆致などはよく似ていますね。
会場には多数のカラーイラスト作品も並んでいました。

【グッズ】
さて最後はグッズ売り場です。
展示会場は2階ですが、グッズ売り場は1階に設置されていて、チケットを見せて販売エリアに入場します。
人気作家の展覧会とあってかなりの数の商品が販売されていました。
Tシャツがたくさん売られていて驚きました。
実際に購入している人も多く、中には海外からの来場者と思われる人もいたので、そういった幅広いターゲットへの狙いがあったのかもしれません。
毎度のことですがグッズコーナーでは「買うなら今しかないぞ~」という、悪魔のささやきが聞こえてきます。
しかしここはこらえてクリアファイルのみ3種類を購入です。
たくさん種類があると悩みますね。
■クリアファイル共通表面
■クリアファイル キービジュアル
■クリアファイル 攻殻機動隊
■クリアファイル 仙術超攻殻ORION
本当は他にも購入したいところですが、これでも交通費を合わせると4,000円以上の出費なのです。
そもそもクリアファイルもいいですが原画展の醍醐味は原稿なので十分に楽しむことができましたので満足です。
しかし、このあと炎天下のなかでもう1か所寄り道しているので、帰宅したときは汗だくでグッタリでした。


































