先日、東京都美術館で開催している「展覧会 岡本太郎」を観に行った話をしたのですが、別日にもうひとう岡本太郎氏に関係する展示を観に行っていました。
それが『 展覧会 タローマン 』というものです。
会期は2022年11月1日(火)~12月4日(日)の約1ヵ月間でした。
現在開催中の展覧会 岡本太郎でもグッズコーナーにタローマンが登場しています。
別で開催されたこの展覧会は最初は大阪で開催されました。
展覧会 岡本太郎が大阪中之島美術館(会期 2022年7月23日(土)~10月2日(日))で開催された際に、テレビ放送の反響をうけた「TAROMAN岡本太郎式特撮活劇」を題材とした「タローマンまつり」が2022年8月20日(土)~21日(日)の2日間、さらに大好評だったことを受けて「タローマンまつり2号」が2022年9月23日(金・祝)~25日(日)に追加で3日間開催されたのです。
この情報はネットで知っていたので少し羨ましかったのですが、他の地域では開催しないかもなと思っていました。
しかし、かなりの間を置く形で東京の開催が決定しました。そして大阪では「展覧会 岡本太郎」も「タローマンまつり」も同じ中之島美術館での開催だったのですが、なぜか東京での「展覧会 タローマン」は港区愛宕山にある「NHK放送博物館」での開催となりました。
「展覧会 岡本太郎」は東京都美術館だったので同じ上野公園内で開催場所が見つからなかったのかもしれません。それは良いのですが、問題は開館時間が午前10時~午後4時30分ということで土日に行かなくてはならず、時間の都合も考えて展覧会岡本太郎とは別日に行くことになりました。
まずはNHK放送博物館の場所は港区愛宕山の「愛宕神社」がある山頂に並ぶような形で建っています。
私は折角なので男坂(出世の石段として有名)から登ったのですが、途中でなんだか怖くて手すりを持ちながら上がりました。ちなみにエレベーターもあるので足腰に不安な人はそちらがお勧めです。
私は登り切った時には、なんだかフラフラでした。
NHK放送博物館は展示内容も含めて入館料は無料です。
タローマンに関する展示は1階と3階にあります。もちろん他の展示フロアも無料で見学できます。
3階に着くとアーチと共に衣装などが目に飛び込んできました。
会場スペースはさして広くはなく展示室の1つを使っている感じです。
1番の見どころはずらりと並んだ衣装展示です。
タローマンはもちろん奇獣なども並んでいて壮観です。
そもそも タローマンは展覧会 岡本太郎のPR が目的で作られた1話5分間のミニ番組なのです。1970年代の特撮ヒーロー作品をオマージュした傑作です。
現在NHKのサイトで全10話すべて観る事が出来ます。
ちなみにタローマンのモデルは「若い太陽の塔」という岡本太郎氏の作品で、愛知県の日本モンキーパークにあるモニュメントをモチーフにしています。
下の写真は私が展覧会 岡本太郎で撮影したもので、日本モンキーパークのモニュメント自体は全高26メートルにも及ぶ超巨大なものです。
会場内にはタローマンが1970年代の作品と言う体裁で作られた様々な道具や資料なども展示されていました。こだわりがすごいというか、好きで作っていたのかなと言う雰囲気の感じられるものが多かったように思います。
タローマンヒストリアで当時の玩具としてサカナクション山口一郎コレクション(仮想)として紹介する小道具は「タローマンカード」や「タローマンかるた」などが展示されていました。
※超復刻版タローマンかるた2,200円(税込)は12月7日からAmazonなどで販売されています。
最後に1階では撮影スポットなどと共に大阪でも配布されていた「タローマン大ずかん」と「メンコシール」をもらうことができました。
写真ではわかりずらいのですが、撮影スポットは手前のビルと奥のタローマンのパネルの間に入って記念撮影ができるようになっています。
タローマン大ずかん
メンコシール
メンコシールをもらうためには1階展示付近にいるスタッフに声をかけてもらわなければならないのでちょっと面倒です。案内にも書かれてはいましたが気づかない人もいるかもな~と言う気がしないでもないです。
私には懐かしいメンコも、今の令和の時代となっては50歳代以上でないと一般的には知らないんじゃないかと思います。昭和レトロブームはありますが、メンコはマイナーなアイテムだと思います。
ただヒーローものとの相性はかなり良いのではないでしょうか。
コレクション的には展覧会 岡本太郎で販売されていたタローマングッズと合わせて手に入れておきたいアイテムです。
なおタローマングッズの販売はこの放送博物館では行っておらず、販売期間は不明ですがクリアファイルやTシャツなどはNHKのオフィシャルオンラインショップでも買うことができます。
ただ、送料が880円以上は最低かかるため、現在開催の展覧会 岡本太郎の東京会場か次回開催の愛知会場に駆け付けた方が岡本太郎の作品も見れてお得だと思います、また今後は他のNHKショップでの販売にも期待しておきましょう。
岡本太郎もタローマンも、これほど人気なのであれば、どちらも北海道や九州など他のエリアにも巡回してもいいと思います。
今回も楽しい展示でした。