日本遺産 東海道 箱根八里 クリアファイル

さて今回は『 箱根八里 』なのですが、これを聞いた昭和世代の方であれば、まず思い出すのが中学唱歌で登場する歌ではないでしょうか。

箱根八里
箱根の山は、天下の嶮、函谷關も、ものならず~~
の歌い出して有名な唱歌であり今も耳に残るメロディーだと思います。


では、この箱根八里とはどこなのでしょうか。
こちらは旧東海道においては日本橋から数えること9番目 小田原宿~(4里)~10番目 箱根宿~(4里)~11番目 三島宿の計8里(約32キロ)を指しています。
箱根は昔から旅の難所として知られており、交通が発達した今では有数の観光地として国内外の旅行者に愛されています。

そんな宿場と街道で形成された箱根八里は2018年5月24日(木)に、文化庁の 日本遺産 に認定されました。これらは箱根八里街道観光推進協議会(2016年9月設立、神奈川県箱根町、小田原市、静岡県三島市、函南町で構成される)が申請を行ったものです。

ストーリー #062

旅人たちの足跡残る悠久の石畳道 ~箱根八里で辿る遥かな江戸の旅路~
『天下の険』と歌に唄われた箱根山を東西に越える一筋の道、東海道箱根八里。江戸時代の大幹線であった箱根八里には、繁華な往来を支えるために当時の日本で随一の壮大な石畳が敷かれました。
西国大名やオランダ商館長、朝鮮通信使や長崎奉行など、歴史に名を残す旅人たちの足跡残る街道をひととき辿れば、宿場町や茶屋、関所や並木、一里塚と、道沿いに次々と往時のままの情景が立ち現われてきて、遥か時代を超え、訪れる者を江戸の旅へと誘います。

出典:日本遺産ポータルサイト

私も観光で箱根には数回行ったことがありますが、箱根湯本温泉や芦ノ湖で海賊船に乗るなどごく普通のルートで大自然や歴史などにはほとんど触れていません。
温泉街なども見どころがたくさんあって満足してしまっていました。


そんな日本遺産に登録された箱根八里の触れる機会となったのは、もちろん日本遺産関連イベントです。
一つは2023年11月に東京都八王子市で開催された「日本遺産フェスティバル in 桑都・八王子」です。

そしてもう一つ、東京有楽町で今年2月に開催された「日本遺産マルシェ」です。
どちらの会場にも箱根八里のPRを行うためにブースを出展していました。


パンフレットなどの写真を見ていると歴史ある旧街道に魅力は感じるのですが、計画を立てるとなるとなかなか大変そうです。
全くレジャーには関心のない史跡や歴史が好きな人はバスルートで小田原や箱根湯本から三島を目指すというのもいいかもしれません。

ただレジャーや食事なども楽しみたいという人ならやはり移動手段はクルマが必須ではないでしょうか。
小田原城経由で箱根湯本で散策(もしくは1泊)して、芦ノ湖を楽しんだ後は山中城跡や石畳などに立ち寄り、三島へ移動するのがいいと思います。

後は箱根エリアは天気が大事です。
旅行は晴れがいいのは大前提ですが、屋外散策などが多いエリアは特に重要です。雨具を持って観光するだけでもちょっと大変ですし、食べ歩きなどもできなくなります。

ところで出展していたブースには「寄木細工で出来たからくり箱」が展示されて秘密(からくり)にチャレンジすることができました。私も大人なのですがチャレンジさせてもらいました(本来は子供向けかもしれません)


最後のからくりがなかなかわかりませんでしたが、どうにか箱を開くことができました。
こういうのは楽しいですね。


どちらのイベントでも同じデザインのクリアファイルをもらいました。
風情のある箱根峠の古い写真がデザインされたもので、よく見ると旅人もいます。江戸に向かう途中でしょうか。

一緒にもらったパンフレットも折角なので掲載しておきます。
このパンフレットは箱根町観光課のものです。

今回紹介したのは旧東海道の箱根八里ですが、いわゆる箱根エリアとして知られている湯本や小田原、芦ノ湖といったエリアは観光地としては東京から近くてアクセスがいいのも人気の理由です。
1泊くらいの小旅行なら移動時間は短い方がいいです。まずはカジュアルなところから旅するのも好きになる第一歩かも知れません。