日本遺産 群馬県館林市 里沼 クリアファイル

日本遺産 には様々な角度の考え方があるのだなと驚くことがあります。

有楽町駅まで開催された日本遺産PRイベントでもらったものですが、群馬県館林市にある3つの大きな沼であり『 里沼(SATO-NUMA) 』と呼び日本の原風景を支えた価値が文化庁に認められました。


里沼と言うのはあまり聞きなれないですが、どうやら里山からきているようです。

日本遺産 ストーリー#070

里沼(SATO-NUMA)—「祈り」「実り」「守り」の沼が磨き上げた館林の沼辺文化−
関東の山々が一望できる館林では、今も多くの沼と出会うことができる。館林の沼は人里近くにあり、「里山」と同様に人々の暮らしと深く結び付き、人が沼辺を活かすことで良好な環境が保たれ、文化が育まれてきた「里沼(SATO-NUMA)」であった。
館林の里沼は、沼ごとに特性が異なる。その歴史を紐解くと、里沼の原風景と信仰が共存する茂林寺沼は「祈りの沼」、沼の恵みが暮らしを支えた多々良沼は「実りの沼」、館林城とつつじの名勝地を守ってきた城沼は「守りの沼」と言い換えることができる。
館林の里沼を辿れば、それぞれの沼によって磨き上げられた館林の沼辺文化を味わい、体感することができる。

日本遺産群馬県館林市里沼パンフレット表
日本遺産群馬県館林市里沼パンフレット裏

館林市の地図を見ると確かに沼が点在しています。
そもそも「沼」は、「湖」「池」とはどう違うのでしょう。

ササっと調べてみるとどうやら水深と大きさからくる定義がまずありきのようで、何か特殊な要点があるほどではないようです。
湖になるには沿岸植物が水中に侵食していかない深さという定義があったりします。
ただかなり曖昧なようです。



館林の日本遺産としてのストーリーは3つの沼と共にあります。

茂林寺沼(もりんじぬま)
 「祈りの沼」~里沼の原風景を残す茂林寺沼~
多々良沼(たたらぬま)
 「実りの沼」~ “麦都”館林を支えた多々良沼~
城沼(じょうぬま)
 「守りの沼」~城と躑躅ヶ崎を守ってきた城沼~

館林市の説明などにはこの3つに加えて、さらに 蛇沼近藤沼 の2つを加えています。


そんな日本遺産 里沼のクリアファイルはこんなデザインです。

日本遺産群馬県館林市里沼感動体験クリアファイル


感動体験がキャッチコピーのようですが、観光キャンペーンのコピーとして綺麗にまとまっていますが写真の美しさに対してどんな「感動」があるのかわかりにくい気もします。


里沼がテーマ、と言うことは水辺でですよね。風が走り抜ける瞬間とか、水面に落ちる夕日とか、沼そのものの見どころもあるといいですね。日本遺産で紹介されているような沼を起点(役割)とした街の魅力は現地を訪れるとわかるのかもしれません。

なお館林市ならば東京方面からクルマなら東北縦貫道を使えば2時間ほどで遊びに行ける距離です。