東京モーターショー2017 その①

2年に1度のクルマの祭典『東京モーターショー2017』が10月28日(土)~11月5日(日)まで東京ビッグサイトで開催された。

東京モーターショー2017

モーターショーはもう20年以上前から行っている個人的にも2年に1度やってくる楽しみなイベントだ。
とは言えこの20年の間にショー自体はもちろん取り巻く環境や技術、何よりショーにやってくる客も大いに変わってきた。

個人的に車全般が好きだというのはあるんだけど最も楽しみにしているのは主に2つ。

①コンセプトカー
昔に比べて市販車が見たければベンツやフェラーリでもショーに来なくても見ることができる時代になってきた。もちろん手軽に見るのは難しい車もあるけど。
その点コンセプトカーはメーカーや作り手であるデザイナーなどが「何かを意図」して作った「架空のクルマ」である点が個人的にはすごく好きだ。
なので俺が求めるコンセプトカーは別に市販されそうなものでなくてかまわないからぶっ飛んだのがいい。

②写真
昔から写真を撮るのが好き。と言ってもプロのようなものを撮るわけじゃない(取れればそれはそれで嬉しいのだが...)
むか~しはやはりクルマ(コンセプトカーや市販のスーパーカー系)をメインに撮っていて、10年位前からはコンパニオン+クルマという方向へ移行。
その流れからコンパニオンのみも撮影。
なぜ「コンパニオン+クルマ」になったかというと1番の理由はインターネットが急速に普及する中でクルマの写真そのものは大量に流れるようになり「自己の足跡的価値」が薄れてしまった。
それはコンパニオンの写真にも同じことが言える。
記念写真的な自己満足を高めたいと思ったことでこの2つの組み合わせによる写真が中心となった。

会場は長らく幕張メッセで行われてきたが2011年の第42回から東京ビッグサイト(東京国際展示場)に開催場所を変更し現在に至る。
2011年は東日本大震災が起こった年であり約半年後にモーターショーを開催すべきかが議論された年でもある。

観に行ったのは平日の11月2日(木)だ!
取りあえず臨海線の国際展示場駅を降りてからはずっとビッグサイトに入るまで待機行列の中をジワジワ進む。

東京モーターショー2017その36

ビッグサイトの割り当てはこんな感じ。

会場全体
東京モーターショー2017会場MAP

東1ホール~3ホール
東京モーターショー2017会場MAP東1~3

東4ホール~6ホール
 東京モーターショー2017会場MAP東4~6

東7ホール~8ホール
東京モーターショー2017会場MAP東7~8

西1ホール及びアトリウム
東京モーターショー2017会場MAP西1~アトリウム

西3ホール~4ホール
東京モーターショー2017会場MAP西3~4

ビッグサイトの最大のネックは東ホールと西ホールの往来に時間を取られること。
今年の回った順はと言うと「東4」「東5」「東1」「東2」「東3」「東8」「東7」「東6」「西3」「西4」「西アトリウム」「西1」という順だ。

最初に東4ホールから入ったのには訳がある。東4ホールに出展者のグッズを販売するプレミアムショップがあるから。
メーカーグッズは非常に高額なのが多いから基本買うつもりもなかったけど後から「先に行っておけばよかった~」となるのも嫌なので一応。

会場に入ったのは10時40分ごろだったと思うがすでにものすごく混雑していた。
え!これ平日の込み具合かよ!!
 
東京モーターショー2017その3
東京モーターショー2017その33

歩けないほどではなかったけど午後からの混雑ぶりを予感させた。

今回はあんまり事前に「これは見たい~」と思うものはなかったんだけどそんな中ではコレかな。
 東京モーターショー2017その34
東京モーターショー2017その35

メルセデスAMGのProject ONE

F-1の技術を踏襲して作られたというロードゴーイングF1だな。
ボディの曲線は美しいけど、ちょっとメルセデス感がいまひとつな気もしたがこれはこれでいいのかな。

ほかにもいくつか紹介。まずは海外編から。

東京モーターショー2017その10 
東京モーターショー2017その2

メルセデスベンツConcept EQA                     フォルクスワーゲン I.D. BUZZ

東京モーターショー2017その9
東京モーターショー2017その11

BMWコンセプト8シリーズ                           アウディElaine

BMWの8コンセプトはかなりカッコいい。8シリーズは価格も驚く高さだけどアストンマーチンやジャガーのBMW流と言った風格でロングノーズがシビレルね。

東京モーターショー2017その22
東京モーターショー2017その21

フォルクスワーゲン Arteon R-Line               smart vision EQ fortwo

あまり突拍子もないモデルは少なかったけど、特に欧州車は全体的な面のとらえ方とエッジのきかせ方が秀逸。写真の中では唯一の市販モデルのVWのArteon R-lineはVW特有の大衆臭さを全く感じさせないエレガントな仕上がりだった。
Arteon R-lineは日本では549万円からなのでこの価格帯であればベンツやBMWも買えるから一色線にこのモデルに行く人はなかなかいないだろうな。ただブランド価値より好みのクルマ選びをしたい人にはいいんじゃないかな。

スマートのスタッフとも少し話をした。やはり開発力という点では正式にダイムラーグループ入りしたことの恩恵は大きいと感じているようだった。
そりゃそうだろう!!
だってsmartの前身となるMMC設立から2006年までの12年間もの間ずっと赤字なんだもん!!ダイムラーはよく我慢したよ。そこらへんがダイムラーたる所以かもね。
スウォッチなんてあっという間に手を引いたからね。

外国車としては今回もアメリカ勢は不参加。フォードなんて日本撤退を決めちゃうくらいだから仕方が無いのかな。

長くなるので国産編に続く!!!