東京ビッグサイトで開催された エコプロ 2024 で普段知らないようなブースがあり立ち寄りました。
「 KAISO BANK ( 海藻バンク )」と書かれたそのブースはブルーカーボンに関しての展示を行っていました。
そうなるとブルーカーボンってなんだろうということになります。
定義だけではわかりにくいですが、環境省のサイトにはこう書かれています。
ブルーカーボンとは
沿岸・海洋生態系が光合成によりCO₂を取り込み、その後海底や深海に蓄積される炭素のことを、ブルーカーボンと呼びます。2009年に公表された国連環境計画(UNEP)の報告書「Blue Carbon」において紹介され、吸収源対策の新しい選択肢として世界的に注目が集まるようになりました。ブルーカーボンの主要な吸収源としては、藻場(海草・海藻)や塩性湿地・干潟、マングローブ林があげられ、これらは「ブルーカーボン生態系」と呼ばれています。
ブルーカーボンは大きく分けて、海草(うみくさ)藻場、海藻(うみも)藻場、湿地と干潟、マングローブ林の4つの種類があるとされています。
ここで同じような名称でグリーンカーボンと言う言葉を聞いたことがあると思います。危機馴染みがあるとは言えませんが、どこかのニュースなどで聞いたことがあることはないですか。
グリーンカーボンは陸地にある森林などが吸収・貯留した炭素のことで、主には森林や山林・熱帯雨林などがグリーンカーボンにあたります。
これの海版がブルーカーボンです(荒っぽい説明でごめんなさい)
エコプロ 2024 のブースではそんなブルーカーボンに対する現在の取り組みを紹介していました。

海藻の苗をプレートなどで協力を得られた漁港などで育てます。一定まで育つと海へと移すというものです。
時間がかかるのはもちろんですが、漁港などの協力が必要なこともあり、現在はパンフレットに記載された5か所の漁港で実験を行っているとのことです。
私は生態系などのメカニズムには詳しくはないのですが、海が死んでいくと言ったニュースは目にしたことがあります。
ここで私には興味深い話も少し聞きました。
こういった環境への取り組みは専門機関などが行うため社会とのかかわりは難しいのではないかと尋ねたところ、そういった専門的な企業などはもちろん、そうではない企業も「クレジットを購入」して参加していると言っていました。
最初は???と思ったのですが、要は企業のCSRとしての取り組みの一環などで資金援助を行い、企業はその対価報酬として「我々〇〇はブルーカーボンの取り組みに協力しています」と言ったいわゆる「間接的な参加」を購入しているのだという。
それをクレジットを購入するというわけです。
なるほど~~と感心しちゃいました。
聞けば知っているようなことですが、取り組みと企業の結びつきが実例で教えられるとすんなり入ってきます。
日本は島国なのでより一層海の問題は大事ですよね。
さてそんなブースで資料とともにいただいたクリアファイルがこちらです。
海藻がモチーフのお洒落なデザインですね。
こういったデザインは貰った時はまじまじとは見ないので、帰宅してから「あ、海藻か!」と気が付きます。
どうしてもBANKの文字に目が行くため、銀行のクリアファイルと思う人もいるかもしれませんね。
また他にもブルーカーボンを立体的に楽しめる「海の森 ブルーカーボン」ペーパークラフトも貰った。特にノリなども必要なく簡単に組み立てられます。
エコプロは出展されているジャンルが多岐にわたるため、知らないブースがたくさんありとても楽しいです。