日本人なら誰しもが何となくは知っている『 赤い羽根共同募金 』のクリアファイルです。
まずはもらったクリアファイルがこちらです。
イラストがほっこりしたタイプで個性があるのに主張が強すぎずいい感じです。
さて、このクリアファイルをもらったのはどこかと言うと、毎年12月にパシフィコ横浜で開催されているお城EXPO2021の会場です。
お城とはどうも接点が薄そうなのですが、どこのブースなのかというとここでした。

おそらくこのブースは多くの人が素通りしていたように思います。
もちろん全く誰もと言うことはなくて話を聞いている人もちらほらいるのですが、来場者数対比で言えば足を止めた人は少なかったと思います。なぜお城イベントに出展したのかの意図はわかりません。
私は「社会貢献」や「災害ボランティア」と言うワードが引っ掛かりブースを覗きました。以前仕事で社会貢献などに関わりがあったので、ふと気になったのです。
実はこのブースを出展しているのは古本販売などでおなじみの「ブックオフ」でした!
よく見るとのぼりにもロゴ入っていました。
最初は全然気が付かずに、スタッフに話しかけて説明を受ける中で知って驚いてしまいました。
いったい何のサービスなのかと言うと簡単に言えば「リユース」で、様々なものを捨てずにリユースに回すことで社会貢献にもつながるんじゃないかと言う話でした。
今後、SDGsをはじめカーボンニュートラルや温暖化対策などモノに対する考えや制限は多くなるでしょう。それは理解できるのですが、ではリユースがどれだけ効果的かというとやや疑問もありますね。
仕組みはと言うと、ザックリですが、まずいくつかの応援・支援プログラムがあってそれを選んでリユース対象品を送ると金額に反映される流れです。
ボランティア目線のクラウドファンディングといった感じでしょうか。
私が疑問視しているのは取り組みや意義ではなく人々の関心、人の価値観をどのくらい揺さぶれるのかと言う点ですね。リユースはメルカリなどを見ると活況ですが、あくまでそれは概念であって結果的に出品者はリターンを得られることに魅力があります。つまり利益主体の構造です。
その点このサービスは具体的にはそれがありません。まあ捨てるのであれば活用しようよと言うことかもしれないですが、収益性のあるサービスに対応できるのかが今後の見どころかもしれません。。
ただ取り組み自体は素晴らしいと思います。
特に海外の貧困地域や紛争地域などではわずかな支援でもしっかり効果がありWFPやユニセフなどの国際機関でも小額から募金を受け付けています。
そういう面での大きなうねりのきっかけになることを願いたいです。


