お盆休みのお出かけと言えばコミックマーケットなのですが、それとは別にもう一つ出かけたところがありました。
その場所は新宿のヒルトン東京です。
新宿とは言うもののJR新宿駅からはかなり離れていて完全に西新宿と言っていいですね。最寄り駅も東京メトロ丸の内線の西新宿駅か、もしくは少し地下通路歩けば都営大江戸線の都庁前からも雨でも濡れずに行くことができます。
目的の場所はヒルトン東京の地下1階にある「ヒルトピア アート スクエア」というギャラリーです。
ホテルっぽいと言えばいいのでしょうか、館内は結構ひっそりとしていて着くまでは本当にあるのかちょっと不安でした。
そしてようやくたどり着きました。
そのギャラリーでは『 高荷義之 原画展 2022夏 』が開催されており、それを観に来たのです。
会期は2022年8月11日(木)~21日(日)だったのですが、1日延期されて22日(月)までとなりました。

高荷義之氏は画家であり、これまでは軍用兵器などの作品を多く手掛けています。
昭和40年ごろからは模型(いわゆるプラモデル)の箱絵(ボックスアート)を多数手がけていて昭和~平成のプラモファンにとってはレジェンド級の絵師と言って間違いないです!!!
そんな高荷氏が8月に原画展を予定されているのは早い段階から知ってはいました。
クラウドファンディングを活用して原画展の企画を進められていたからです。
ただその段階では日程や会場などは名言されておらず、行きやすいところだと行きたいなと考えていた程度でした。
そしていよいよ場所が新宿での開催と決まったので、前売り券を通販で購入しました。当初は前売りのみのチケット販売になっていました。
※最終的には当日券も販売していました。
学生の頃にはタミヤ模型やフジミ模型の戦車や艦船の箱絵を見て当時からワクワクしてみていたのを覚えています。あの時代の模型は男性の楽しみの一つとして大いに需要があったのです。
そして高荷氏を更なる高みに導いていったのは、その後に手掛けるようになったアニメ作品のボックスアートだったように思います。
イベントフライヤー
フライヤーにもあるように機動戦士ガンダムをはじめ戦闘メカ ザブングルや聖戦士ダンバイン、超時空要塞マクロスなどあらゆる人気ロボット作品で数多くのボックスアートを手掛けています。
パッケージが高荷氏のものだと他より高級にすら感じていたと思います。
その最たるものが、劇場版 機動戦士ガンダム逆襲のシャア(1988年)に登場するνガンダム(1/100バンダイ)とサザビー(1/100ウェーブ)のキットです。
株式会社バンダイのνガンダムが出た時は高荷氏の箱絵でしびれました。
それと同じくらい株式会社ウェーブのサザビーに高荷氏を起用したのには感激したものです。メーカーが違うのに並ぶとまるで同じシリーズのようになっています。
見比べると製品名の入れ方まで配置までそっくり同じです。

原画展は作品点数は25点と必ずしも多くはないのですが、どれも質感がすごくて感激しました。
とにかく緻密に描かれていて、構図や雲なども工夫されていて絵に躍動感が感じられるし、艦船は波の動きに対してぎっしりと描き込まれた艦が醸し出す静の対比が素晴らしかったです。
会場では画集なども販売されていてほしくないわけがないのですが、そう遠くないうちに年齢と共に処分するかもしれないと思うと最近は書籍には手が伸びないですね。
※コミックなども多数所有していますが、もう限界があるなと感じています。。。
会場では事前に知っていたクリアファイルセット(5枚組)を迷わず購入しました。
■超弩級戦艦大和後期型
■艦上爆撃機彗星
■凱旋門と戦車
■零式艦上戦闘機52丙型&空母飛龍
■ドーラ80cm列車砲
こういった作品を手元で見ていると、タミヤやフジミのパッケージも欲しくなってしまいますね。
おっと、ダメですね、どんどんモノが増えていってしまいます。