昭和館 小松崎茂 宇宙ステーション クリアファイル

今年のゴールデンウィークは帰省などもしなかったため、いくつか展示会にも行くことができました。

買い物とかにもちょこちょこ行ったのでまずまず充実していました。
大きな展示会は情報もネットなどによく流れてくるし忘れなければいいだけなのですが、急に気が付くイベントなんかも多いです。

今回はGWに入る前くらいに気が付いて、今週運よく行けました。

会場は九段下にある「 昭和館 」で、なかなか頻繁にはいかない施設です。
九段下駅は東京メトロ東西線もしくは半蔵門線、または都営地下鉄新宿線が乗り入れていてアクセスはいいです。
地上への4番出口を上がると目の前にそびえ立つのが昭和館です。訪れたことが無い人でも武道館や科学技術館などに行く際に見たことはある人は多いと思います。

平成以降の施設なのでそこそこ新しい印象です。
冷静に見るとまあまあ変なデザインの建物です。あまり知られていないのかなと思いますが、ここは国民が経験した戦中から戦後の労苦を後世に伝承していくことを目的に財団法人日本遺族会の要望を受けて1998年に竣工しています。
古い資料などのアーカイブ保存を目的としているため、外光があまり入らないデザインです。


ここで2022年3月12日(土)~5月8日(日)まで開催されていたのが『 SF・冒険・レトロフィーチャー×リメイク ~挿絵画家 椛島勝一 と 小松崎茂 の世界~ 』でした。

昭和館 九段下 国立博物館 厚生労働省 外観



案内を見るとわかりますが、この展示会は3月から開催していたのですが全然知らなかったです。
ネットで色々と調べものをしている際にホントに偶然知りました。

昭和館 SF・冒険・レトロフィーチャー×リメイク ~挿絵画家 椛島勝一と小松崎茂の世界~ 九段下 案内はがき



昭和館 SF・冒険・レトロフィーチャー×リメイク ~挿絵画家 椛島勝一と小松崎茂の世界~ 九段下 会場パネル クリアファイル



内容的には小説などの挿絵や表紙絵などで、前半が椛島氏で後半は小松崎氏という展示構成でした。
個人的にはプラモデルのパッケージアートなどでもおなじみの小松崎氏が目当てで行きました。
会場は撮影禁止です。

椛島氏の挿絵の原画は初めて見ましたが「緻密!」の一言に尽きますね。
モノクロ作品で写真かと思うほど巧みなコントラストを使い描かれていました。

また挿絵の展示作品のいくつかには戦時下中なのか検閲の文字も見て取れて、時代を感じさせました。


小松崎氏の作品で目を引いたのは講談社所蔵の「少年少女世界科学冒険」の表紙絵の原画で、ズラリと並んでいて圧巻でした。
丁寧に保管されていたと思われ当然退色なんかも少ないし、何より描かれているSFメカが今でも通用するデザインで驚きました。


何作かタミヤ模型所蔵のパッケージアートも展示されていて、そちらの作品は過去に実物のプラモデルでも見た記憶があります。
私が子供の頃はすでにロボットアニメなども放送されていましたが、プラモデルはまだまだ戦車や戦艦などが全盛期の時代です。そこから徐々にアニメが主流となり、パッケージを描かれていた方々もロボットなどにも挑戦されていきました。
特別協力に「株式会社講談社」「株式会社タミヤ」とされています。

今回は基本的にはライセンスのあるもの(小松崎氏ならサンダーバードなど)は展示されていなかったのですが十分に満足できる内容でした。


展示を見終わってその場でアンケートに回答すると缶バッジとクリアファイルがもらえました。
これは嬉しいですね。

昭和館 SF・冒険・レトロフィーチャー×リメイク ~挿絵画家 椛島勝一と小松崎茂の世界~ 九段下 会場受付 来場者アンケート



そして貰った缶バッジとクリアファイルはこちらです。


■缶バッジ
いくつかの中から1つを選べます。

昭和館 SF・冒険・レトロフィーチャー×リメイク ~挿絵画家 椛島勝一と小松崎茂の世界~ 九段下 缶バッジ

■クリアファイル

昭和館 小松崎茂 クリアファイル 宇宙ステーション レトロ

小松崎氏の「 宇宙ステーション 」が印刷されていました。

限定モノで昭和館のロゴも入っており、とてもいいですね。

今回は満足して帰路につきましたが、次回はいつ昭和館を訪れるかは定かではないですね。。。