さてこれを書いている現在の観客動員数は262万人、興行収入39億円と発表されています。
監督は特撮ではおなじみの「樋口真嗣」氏で、企画・脚本をエヴァンゲリオンなどで知られる「庵野秀明」氏が務めています。
個人的な二人の印象として特撮ヒーローものが大好きな人たちだろうと感じています。
2022年5月13日(金)に一斉に封切られた『 シン・ウルトラマン 』は日本独自の特撮ヒーローものでありながら、わずか1か月で動員数200万人を突破して見せました。
大ヒットしている本作は世代によっても受け取り方は違うのではないでしょうか。
個人的には昭和のウルトラマンを令和に置き換えたという表現は少々お粗末かもしれませんが、映像技術と言う点では大きく飛躍しハリウッドの映画技術が当たり前の現在の大衆の眼にも違和感を感じさせない出来栄えだと思います。
副次的な要素もいくつかあったと思っています。
タイミングよくコロナが収束し始めており、内容云々ではないウルトラマンと言う名前の知名度などと相まって多くの人の足を劇場へと向かわせました。
ただ、そもそもがコロナの影響で制作・公開が大きく延期されたためのものですので偶発的なものではないのかもしれません。
劇場で販売された公式のクリアファイルですが、私はTOHOシネマズ新宿の劇場売店で買いました。
2枚セットで550円(税込)は非常に良心的です。 デザインもカッコいいですね。
ウルトラマンと言えば、やはりこの「ベータカプセル」ですね。
今回ヒットしたことで今後は他のウルトラ作品にも期待が集まるでしょう。
分かりやすいものとしてはウルトラセブンかもしれません。
ただ今回のシン・ウルトラマンはリブートと言うわりに、娯楽に重点を置いた令和のSF怪獣映画と言った仕上がりなので、同じような手法ではメッセージ性のより強かったウルトラセブンは描くことはできないなと感じたりします。
もちろんそのメッセージ性が昭和の時代背景の映し鏡としての部分でもあり、令和のテーマではないとするのであれば異なるファクターをくわえて新作としての落としどころが見えてくるかもしれません。
とは言え現在、安野氏はシン・仮面ライダーの制作を行っているので、ウルトラシリーズより全く別のものがいいような気がします。
例えばですが、ジャイアントロボなどどうでしょう。