随分開催から立ってしまったのですが、今回は東京ビッグサイトで開催された『 ジャパンモビリティショー 2023 』の話です。
この展示会は2019年の開催では「東京モーターショー」として開催されてきた国際モーターショーの一つで、2023年にはその名称を変更して開催されました。
私は東京モーターショー時代には平成くらいからは欠かさず観に行っていたと思います。
昔はスマホなどはもちろんなく、フィルムの一眼レフカメラで撮影していたため、撮った後の現像代やプリント代がものすごく高額になった覚えがあります。
東京モーターショー2019の様子はこちらです。
そんな東京モーターショーは2年に1度開催されるため、実は2021年にも予定されていました。
ところが、みなさんご存じのようにコロナウイルスの感染拡大を受けて残念ながら中止となってしまいました。
当然私はガッカリだったのですが、当時と言うのは東京モーターショーへの出展見送りの話題や、来場者数の減少などネガティブな話題も多く、展示会としての在り方を問われていた時代でもありました。
まあ、時代環境も変わっていますからね。
そんな中で久しぶりに東京モーターショーの開催が決定、さらに名前を変えるという発表も行われました。
それが ジャパンモビリティショー です。
最初から観に行くというのは決めてはいたものの、ではいつ行ったのかです。
私は仕事の休みなども考慮して11月3日(祝・金)に行きました。
そう、かなり会期後半に行ったのです。
正直言えば後半は激込みにならずに見やすいのかなくらいに思っていたのですが、国際展示場駅(りんかい線)に到着した段階から「あれ?」という嫌~な感じがしました。駅には10時過ぎについたのですが、東京ビッグサイト前は入場列で既に大混雑でした!
写真でもわかるように会場から1時間以上経っているのに国際展示場直後からゲートまで人でいっぱいでした。
私的には「あれ~9時に開場してるはずなのに、まだこの状態なの!?」と言う気持ちで列の最後尾に並びそこからはジワジワ会場に近づいていきました。ゆっくりだけど待機列も動いてはいたのでそんなに苦ではなかったです。
毎回のことなのですが私は見て回るメーカーの順番などは決めていません。
ただし、展示棟で言えば先に東展示棟(主にメーカー) ➡ 西展示棟(主に部品) ➡ 南展示棟(主にファミリー向け)と言う流れで進んでいこうと思っていました。
やはり自動車メーカーのブースが1番時間に左右されるためです。
そして一瞬迷って東4ホールから展示内に入りました。しかし、最初から少し停滞気味で時間をロスしました。東4ホールは入った場所には日産自動車のブースがありGT-Rコンセプトとされるニッサンハイパーフォースが展示されていたのです。
エクステリアは現行の延長戦状にあるデザインには感じますが、最近EV車などにもみられる角張った直線的ラインで描かれていますね。ここからどのように市販車に落とし込んでいくのか楽しみです。
東4ホールから東6ホールへと進みました。
となりのBMWブースでもコンセプトカーを観ることができました。
それがBMWビジョン ノイエクラッセです。
今回のショーではかなり好きなスタイリングです。
私は昭和世代なのもあって、サイドビューに観られるようなハコ車ルックが好きなのです。
昔のハコ車で言えばブルバードSSSやレパード、ジェミニなども好きでした。
このビジョン ノイエクラッセはキャビンが前後に大きいにもかかわらず、Cピラーから後ろを高めにしてリアヘビーでマッシブな印象に仕上がっていてカッコいいです。
そして次は三菱のブースです。
実は今回楽しみにしていた車両が展示されるのを知っていたので、立ち寄りたいブースの一つでした。
それがこの三菱トライオンです。私が今1番欲しいクルマです。
ただ、価格ももちろんながらサイズが大きすぎて駐車スペースがありません。。。
会場には三菱トライオン アジアクロスカントリーラリー2023参戦車両も展示されました。
ヤバい、かっこよすぎました!!
今回は中国メーカーのBYD(ビーワイディージャパン株式会社)が初出展しています。
BYDは電気自動車のメーカーで最近は長澤まさみさんを起用してCMなども放送されているので知っている人も多いのではないでしょうか。
BYDはバッテリーメーカーとしての知名度意外にはあまり知られていない気がしますが、乗用車以外にも路線バスなども多く手掛けており一部では日本でも導入されています。
個人的にはBYD SEALのエクステリアは好きですね。
レクサスのデザインは個人的にはあまり好みではなかったのですが、LEXUS BEVコンセプトカー LF-ZCはなかなかいいですね。
そしてこのホールで存在感を放っていたのがホンダのブースです。
まずはドドーンと HondaJet Elite II の中央部分が展示されていました。機内にも入れるようでしたが長蛇の列なので入っていません。
ホンダは個人的な見どころがありました。
1つはPRELUDE Conceptです。昭和世代には懐かしいデートカーとも呼ばれた2ドアスペシャリティクーペです。
フロントマスクはちょっと今時顔でプレリュードらしいと言えるかもですが、個人的にはもう少しワイルド感があってもいいのかなと思います。市販の場合にはハイブリッドになると思われますが、やはり気になるのは販売価格です。
450万くらいに抑えた価格になるのではと思いますがどうなのでしょうか。
東4~6ホールの最後に紹介するのカワサキです。私は中型限定ですが二輪の免許も取得しているため、バイクの展示も気になります。
またカワサキブース内にはイタリアの老舗ブランドのビモータの展示もありました。
ビモータは事実上ブランド名だけで、川崎重工業の支援を受けて新たな商品を販売していくため2019年に新会社を設立しています。
資本参加後に登場したテージH2があるのですが、このイベントではカーボンカラーのモデルが参考出品されました。パワーユニットにNinjaに搭載されているH2エンジン(スーパーチャージャー)を組み合わせたものです。
今後、カワサキがビモータをどういった方向に導こうとしているのか楽しみです。
この辺りで12時を回ってきたので、ちょっと急ごうとなり、東7~8ホールの次世代モビリティー関連の展示を観に行きます。
ビックサイトになじみの人はわかると思いますが、7と8ホールは2016年に追加され、まあくっ付いていると言えばいるのですが、つい忘れがちです。
モーターショーは色々な方面での展示があります。
将来的な技術であったり、クルマの部品メーカーや、最近では影響の展示など広範囲にあります。
これはTHKのブースに展示されていたクロスオーバー4シータークーペLSR-05です。EVが主流となったため観音開きは増えたように感じます(もともとキャビンの見栄えが良いので少なくはなかったですが、ミッショントンネルなどが無いことでフラットフロアの良さを生かしやすいのも理由ですね。
これがなかなかかっこいいです。インテリアも高級路線でラグジュアリーカーとしてまとめられています。
コンセプトカーが好きな私にとっては、昨今は大手自動車メーカーではなくとも車両展示する企業が増えていて嬉しいですね。以前は明らかなモックモデルなども多かったのですが、今や走行可能なものが多いのも技術の進化を感じます。
IATとヤマト・インダストリーが共同で出展したブースには超大型のピックアップトラックのEVコンセプトカーT-MADが展示されていました。アメリカやオーストラリアなどをこれで旅すると楽しそうですが、日本の道路事情には合わなさそうです。
しかしこのホールは全体としては雑多な展示で多くの要素がギュッと詰め込まれた印象です。確かに上記のような次世代モビリティ関連に合わせてコンパクト電動モビリティ、モータースポーツコーナーやキャンピングカー展示、雑誌新聞もこのアリアに含まれていました
さて、ここでちょうど13時でした。
この後は東展示棟1~3ホール、西展示棟3~4ホール、南展示棟1~4ホールを残しているのでのんびりしていられない感じでした。
来場者にはメーカーブースなどで行われるショープログラムを楽しみにしている人も多いかと思うのですが、時間もまちまちで、かつ事前にスタンバイしたり始まれば15~20分くらいは身動きが取れませんので、ロスタイムは非常に大きいです。
私のように全体を見ていくのもいいですが、見たいブースやコンセプトカーなどお目当てがある場合には真っ先にそこに行くことをお勧めします。私も過去にはタイミングが合わず見れなかったショーなどもたくさんあります。
と言うことで久しぶりの東京モーターショー改めジャパンモビリティショー2023のpart1でした。
さらにpart2に続きます!