毎年様々なイベントに参加しているのですが、実際にこのブログにはその半分も掲載していません。
未掲載のもので1番の理由は大した収穫(見どころや配布物など)が無い場合ですね。
実際に無料イベントなどや初開催のイベントは行ってみないと内容もはっきりせず、例えば代々木公園でのイベントに出掛けて見たものの、ほぼ飲食テナントのみであったりすることも少なくないのです。
さてそんな未掲載イベントですが、昨年の『 東京おもちゃショー 2024 』も書いていませんでした。
ちなみにクリアファイルはおそらく1種類だけ貰ったと思いますが、全体的に配布物などは少なかったです。もっともおもちゃショーは例年ノベルティなどの配布は少なめです。
私は毎年可能な限り参加しているのですが、近年は入場料も有料開催となり決して安くはないですね。
おもちゃショーは全体の雰囲気は非常に楽しいのですが、実際に興味のある展示ブースとなるとかなり限られてしまいます。業界関係者であれば見どころは多いのかもしれません。
ちなみに私は1990年代の幕張メッセで開催していた時代から定期的に行っていて、2000年代あたりからは毎年行っています(仕事の都合でスキップしたときも時々あります)
私のルートとしては、タカラトミー、バンダイとコロコロ魂がメインで、他は移動中にキョロキョロ見ながら面白そうなところがあれば立ち寄ります。
勿論折角ビッグサイトまで出かけたので見逃しが無いようにはしています。

私にしては珍しく9月1日の日曜日に行きました。あまり天候がよくない半面で猛暑にならず助かりました。
10時30分ごろに会場に到着しましたが、この日は9時開場でしたが、そこから10分ほどゆっくり進む入場列となりました。
ビッグサイト内に入るといつもの習慣で、まずは1階のタカラトミーブースを覗きました。

ブースへの入場列はそれほどではなかったのですが、ブース内は非常に賑わっていました。タカラトミーと言えばライセンス商品のラインナップが充実しているイメージですが、気が付けばトミカ(55周年)やリカちゃん(58周年)などのオリジナルコンテンツもとんでもない長寿となっています。
そんなタカラトミーは昨年創業100周年を迎えました。
私が学生の時代にはトミーとタカラが玩具業界でしのぎを削り、市場を押し上げてきたことは今の人たちはあまり知らなくなりました。両社が合併してタカラトミーが発足しましたが、合併に至るまでにも様々な紆余曲折を乗り越えており、その上でやはり今もブランドが残っていることは良かったのかなと思ったりますね。
100周年おめでとうございます。
東京おもちゃショーはやや下火になった下り坂の時代がありました。
トイが伸び悩み、会場ではラジコンなどのブースが増えるなど様変わりを迎え、その後は大型のラジコンなどは姿が見えなくなりました。全日本模型ホビーショーとの住み分けもあったのだろうと思います。
最近ではテクノロジーを活用した知育分野なども伸びてきています。
そんな環境変化に負けず業界をけん引するのがバンダイです。
ウルトラマンや仮面ライダーをはじめとした特撮ヒーローものはもちろんガンダムやプリキュアシリーズなど世代を網羅する強力なラインナップです。

玩具メーカーで感心するのは新しい作品の商品ラインナップだけではなく、既存のベストセラー商品(パーティゲームなども含めて)を捨てずにしっかりとバージョンアップしているところです。
時代の変化に合わせて少しずつ進化・バージョンアップせていくことも大きな買い支えビジネスとしての戦略を感じます。
なおガンプラに関してはホビーショーなどが主となり大きな展示はありません。
こちらの左の写真はすでに昨年販売が開始されました一番くじの「モスバーガー」です。
最近はドムドムやファミマなどの企業の商品化が続いていて、日本のホビーへの造詣の深さが感じられる部分です。海外でもブランドグッズはありますが、ファンシーやホビーへの展開は多くありません。
実はこの一番くじも20周年を迎えています。
最近は当たり前のようにコンビニに置かれていますね。
また右の写真は井村屋の「超合金 あずきバーロボ」で、あのあずきバーからロボット形態に変形する優れものです。
こういう商品は技術の進化の代名詞と言えるのではないでしょうか。
昔ならパーツを差し替え、それでもプロポーションはなかなか及第点に届かない製品が、今や完全変形も少なくないのです。
今回のおもちゃショーは賑わっていますね。
ひょっとすると二日目の方が盛況なのでしょうかね。

その盛況ぶりは併催されている小学館コロコロコミックが開催しています「コロコロ魂フェスティバル IN 東京おもちゃショー2024」でも大いに感じられました。
昨年も人気でしたが今年は展示ホールのおもちゃショー側からゲートを出ずに行き来ができるようになりました。この方が絶対にいいです。
時間が経つにつれてどんどん子供たちでいっぱいになっていきました。
コロコロ魂フェスティバルの人気の大きな要因が「参加型」の体験展示が多いことが挙げられます。
そもそもコロコロコミックのユーザー層が6歳くらいから15歳くらいまでとなり、展示中心のおもちゃショー側と比べてほとんどのブースが参加・体験可能となっています。
なので会場内での待機列も多いです。
プログラムの時間帯を工夫したりなどしているようですが、参加型では待ち時間が長いのは仕方が無いと思います。そのためコロコロファンはまずは魂フェスティバルに参加して、お目当ての体験などを済ませてからおもちゃショーを見る流れが多かったです。
コロコロステージは人気の先生がやってきてトークやサイン会なども行われており、一目見ようと大勢のファンが集まります。
右の写真はタカラトミーの「ベイブレードX」のイベント大会です。ベイブレードは誰でもプレイしやすいため、非常に盛り上がります。周りで家族が熱心にスマホで撮影しているのも印象的です。
左はNintendo Switchのゲームプレイができるコーナーです。手前はバンダイナムコの「太鼓の達人ドンダフルフェスティバル」で、専用の「フィットバチ」を使ってプレイします。
このようにゲーム機が並ぶのもおもちゃショーにはないもので、コロコロ魂フェスティバルならではなのではないでしょうか。
3時間ほどの滞在だったのですが大変楽しめました。
ちょっと景気も悪いので配りモノなどは少なくて残念ではありましたが、それでもおもちゃはいいですね。作り手の創意工夫と子供たちの熱気が感じられたイベントでした。
西展示棟のアトリウムではステージも開催されこちらの大人気です。
写真はコリラックマのステージだったのですが御覧の通りの賑わいです!リラックマ人気もまだまだすごいですね。

今年の東京おもちゃショー2025も開催が近づいてきました。
ただし、今年は入場料がさらに値上がりしてしまい2,000円になっています。子供向けの体験などが多いため、大人のファンはちょっとハードルが高くなってきたと言えますね。
私もぎりぎりまで考えます。













