狭隘道路(きょうあいどうろ)クリアファイル

『狭隘道路(きょうあいどうろ)』と言うのを知っているだろうか。

厳格な定義はないらしいが、おおむね4m未満の狭い道路を指している。
またバス路線に活用されていてもすれ違うことができない道などもそう呼ばれる場合がある。

杉並区では災害などに備えて狭隘道路の拡幅工事を進めている。
狭隘道路の多い地区などは特に災害救護車や消防車などの出入りが難しい場合に消火活動や救護活動が困難になることも多く対策が望まれている。

高円寺や荻窪など古くからの街を持つ杉並区は狭隘道路が多い。繁華街と住宅地が一体化しているから更地にして再開発と言うわけにはいかない。

すぎなみフェスタ2018首都直下地震への備えブース

杉並区はすぎなみフェスタ2018に「首都直下地震への備え」というブースを出展。

ブース内ではミニカーを使って狭隘道路に見立てたコースを走らせる遊びを設置した。
同時に現在の杉並区の狭隘道路の状況と現在の取り組みを紹介するパネル展示を行っていた。

ブースの人と話をしたがかなり息の長い事業とのこと。特に住民は考えには理解を示すものの実際に用地を提供する場合などは交渉にかなりの時間がいるらしい。
まあ先祖代々受け継がれてきた家やそもそも所有地が大きくない場合にさらに減築となるなどなかなかはいそうですかと行くはずがない。

もちろん予算面も大きいらしい。さすがに23区内となると僅かな用地買収費用も多額な予算となるから毎年少しずつしか進まない。

ただそれでも東日本大震災以降は災害対策への理解は大きく進んだと言える。
あの大災害は日本の考え方も変えたね。

狭隘道路クリアファイル表
狭隘道路クリアファイル裏
クリアファイルはシンプルなレイアウトになみすけとナミーが道路を進むイラストが描かれている。
こういう行政のクリアファイルって誰がデザインしてるんだろうな。