東京は灼熱地獄のような状態が続いています。
そんな中、熱中症と戦いながら炎天下で並ぶドMイベントと言えば、もちろん『 コミックマーケット 96 』です。
コミケの愛称で世界的にも知られる同人作家の祭典です。
実際ここ数年は海外からの参加者も増えています。
私もここ数年はずっと参加しています。
ただし私は企業ブースが中心なので、実は今回はサークルブースは見ていません。体力的なこともあって1.5kmも離れた距離を移動するのが大変だったからです。
えーーー勿体ない!とか言われそうだですが、それはその通りですね。
当初は今回は参加はやめようかと思ってたんですが、会場の分離開催だったり新たに入場料を設定したりと新しいことも多いので、そのあたりの感じが見たいから企業ブースのみ参加することにしたのです。
C96DAY2
そういうわけで開催2日目に参戦です。りんかい線で最寄り駅の「東京テレポート駅」で下車しました。
今回から会場がサークルブースと企業ブースで異なる会場となりました。
理由は以前から告知されていてニュースなどでも取り上げられているのですが、東京ビッグサイト(有明会場)が来年開催の東京オリンピック2020の準備によって東展示棟が使えないためです。
そこで東京ビッグサイトが新たに仮設の展示会場「青梅展示棟」を東京テレポート駅横に設営しました。
この青梅展示棟は2020年11月までの仮設を予定しています。
そしてこの青梅展示場に配置されたのが企業ブースと言うわけです。そのため、共通入場チケットではあっても、サークルブースと企業ブースでは約1.5kmほど移動(りんかい線なら1駅)が必要となり、徒歩なら20分はかかります。
自宅を出たのはそんなに早かったわけではないですが、会場には11時過ぎと意外と早く着いちゃいました。
気持ちの面では「うわー微妙な時間に着いちゃったな~~」と言うのが本音です。
細かく見積もっていたわけではないですが「12時から一般入場に開放するだろうな」と思っていたので、入場口が混んでるならどこかで休憩していればいいかなと思っていたのです。
一般入場となれば入場料の500円を払わなくてもいいからです。
しかし外は炎天下で既に相当の気温です。入場ゲート付近も全然混んでいないので「じゃあ500円払って入るか」と決めました。
東京テレポート駅(地下改札)から地上に出ると写真が白飛びしてしまうほどの日差しです!!
リストバンドの販売所は3~4分程度並んでであっさり購入できました。
そして展示棟内へ入ります!
入場して驚いたのが「冷房が効いている!」ことです!
西展示場は冷房が効いていない(多少は空調を入れているのかもしれないがそれほど感じない)ので、見て回っているとどんどん体力を奪われます。
これは運営やメーカーのスタッフも同じで14時頃には疲労感がハンパないです。
今回は「涼し~~~!」と思うほど効いているので、その点は快適でした。やっぱり冷房最強です。これは500円を支払った価値がありました。
あくまで個人的な印象なのですが「あれ?やや空いてる?」って思っちゃいました。
いや相当な参加者数なのですが、今までの西展示棟だと通行が困難なエリアとかもあったのに、各ブースもそれなりの待機列スペースを作ってもすし詰め感はなかったです。
とは言え待機列は館内では完全にはさばき切れるはずもなく当然「屋外」にも伸びています。
外は信じられない暑さのはずです。定期的に入ってくる挙手をした人々の列!が辛そうです。
もちろん暑い屋外待機列から入場列です。
そうこうしているうちに12時になると「一般入場を行います!!」とアナウンスがありました。まあ仕方がありません。でも冷房も効いていたし外で何十分も待つくらいなら500円払って正解でした。写真だとどのエリアもより空いてる感がありますが、会場にいると極端に過疎っている感じはなかったし楽しかったですね。
ブシロードはバンドリ一択で攻めた感じだったですが、まだまだ人気を維持してるんだと感心しました。根強い人気ですね。
ニトロプラスはイマイチだった気がします。
痛車も展示されていました。「Epic Seven-エピックセブン-」のラッピングです。
この後、やはりせっかくなのでサークルブースも覗こうかと思っていたんですが、もう疲れとがハンパなくて企業ブースだけで満足して帰ってきてしまいました。
毎年ならサークルちらっと見て防災フェアなども覗いて帰るんですが諦めました。
あー疲れました。
やや会場が空いていたのが気になって、帰ってきてから調べてみました。
西展示棟ホール3~4の合計面積が11520m2で、さらにC94から東展示棟7ホールを企業ブース展示としていたので11680m2を合算しC95の時の展示エリアは「23200m2」の広さです。それに対してC96での青梅展示棟のAホールとBホールの合計面積は「23240m2」と、実はC95に比べてほぼ近実値となっていました(あくまで比率比較なのですが)
同じ程度の空間にもかかわらず空いている?
と言うことは??
カタログから企業ブースの一覧を数えてみると「Aホール71ブース」「Bホール57ブース」で合計「128ブース」でした。公式で発表している参加企業数はC94もC95も「165社」なのです。ブース数と企業数で多少の数え方のルールが違っていたとしても、C94やC95に比べてC96では30社近くは参加企業が減っていると言うことです。
なので前年に比べて混雑がましだった要因でした。
もちろんAとBの企業のバランスと配置を運営が工夫したことで混雑を緩和している面もあったと思います。
減った理由は発表されていません。分散開催で集客が見込めないと思った企業が減ったのか、コミケット側があらかじめ規整していたのかは不明です。他にも「らしんばん」のようにミニブース出展などの規模の変更もあったと思います。急に小さなブースで驚きました。
今後もC97とC98はこんな感じで進むのでしょうか。
C99からはおそらく以前の開催形態に戻ると思われますが企業数も回復するのでしょうか・・・・・少し心配です。