みなさんは「土木」と聞いて何を思う浮かべるのだろう。
私は公共事情かなというくらいで実際に何をもってして土木と言うのかも明確にはわからないのが本音です。
新宿駅西口広場イベントコーナーで2019年11月14日(木)~17日(日)まで『 土木コレクション 2019 』が開催されました。
勿論、無料で観覧できました(このイベントコーナーで開催される催しで有料と言うのはないと思われます)
このイベントは「公益社団法人土木学会」というところが主催しています。
イメージカラーは黄色ですね。おそらくこの色はヘルメットなどに使われているカラーだと思いますが、なかなかかっこいいです。
やはり土木現場として欠かせない色なのでしょう。
会場に着くとその黄色を主体に何やらおしゃれな感じの展示に仕上がっているではないですか。
さっそく会場を回るのですが、ほとんどがパネル展示となっていて、全体的には大きく4つのゾーンに分かれていました。
詳しくは会場マップで確認してください。
このイベントコーナーの全域を使用しての展示会は年間を通じてもあまり多くはありません。
主催は「土木学会」ですが、共催は「東京都建設局」になっており、さらに協賛は大きな建設系の協会の名前がズラリと並び公共事業などをイメージしてしまいます。
今年はついに「東京オリンピック・パラリンピック2020」が開催されます、そこにちなんで競技会場などの建設もパネルのテーマに選ばれていました。
先日、新国立競技場のこけら落としイベントが開催されてニュースでも大きく取り上げられていたのを見ました。着工前の議論では「工事の規模が大き過ぎる」とか「今のスケジュールでは間に合わない」などのネガティブな意見が大勢を占めました。
でも私は絶対そんなこともないしちゃんと完成すると思っていました。
そして案の定、会期の半年以上も前に完成しています。日本の報道ってネガティブ面(ゴシップ要素)が強すぎます。確かにポジティブなニュースというのは、それほどバリューがないってのは理解できますが、毎日毎日飽きずによくやるなって思います。
展示パネルにはかなり細かな技術解説なども行われており、熱心に解説を読む来場者も多かったです。
ZONE4では新宿と言う場所柄から馴染み深い都営大江戸線の解説もありました。
また意外というと失礼なのですが女性客の姿も少なくありません。
建設や地理などの関心が高まってきているのかもしれませんが、この会場は新宿各線はもちろん京王百貨店や小田急百貨店などからもアクセスの良いところなので通りがかってはいってきた来場者も多いのかもしれません。
右の写真は床に張られた東京の空撮を見ているところです。みなさんの熱量を感じます。
そして最後にアンケートに答えるとガチャガチャが回せて景品がもらえるようになっていました。
実はこの景品にクリアファイルがあります!!
ただガチャガチャのため完全に運なので初日に行った時はミネラルウォーター(私的にはずれ)が当たってしまいがっかりしました。
そしてあきらめきれない私は土曜日にもう1度行きました。
すると見事にクリアファイルを引き当てました!!!!
確率も分からないのでこれは嬉しかったです。
いや本当に!
これが運よく貰えたクリアファイルです。
カッコ良くないですか。私的にはすごくいいデザインだと思います。
ちなみにこのガチャガチャの箱というかマシンというか、写真にも写っていますがこれも手作りされていてモノ作りに対するこだわりのようなものが垣間見えた瞬間です。
土木コレクション 2019のチラシも掲載しておきます。
先日、ちょっとした用事で渋谷にいったのですが、いま渋谷は超大規模再開発の真っただ中です。高層ビル群を壊して設計を変えてまた作ってます。
ビルなどの設計も僅かなミスやズレなども命取りになります。規模が大きければ尚更です。
いまや近代土木のレベルはものすごいところまで来ているのだなと思います。
そんな技術の一旦が垣間見えた展示でもありました。