新宿区 自転車安全利用五則クリアファイル

私はクリアファイルでも好きなジャンルと言うと語弊があるのですが、ファンアイテム向けではないものもかなり好きです。
グッズとして販売されているクリアファイル以外にも世の中には販促品や啓蒙活動用、または営業用など、これまでものすごい種類が作られてきました。

例えば会社の営業スタッフが書類を挟むためのちょっとしたデザインのものや、高速道路の開通記念やリニューアル案内、商業施設の竣工記念のものから行政の案内まで、様々な会社や協会が作って配布したりしているものなど本当にたくさんあります。

そういうものの特徴として明確に伝えたい事がある、デザインの中でキャラクター性があまりない、むしろ真面目に仕上げてある、つまり私のように広範囲をターゲットにしていなければコレクターアイテムにはなり得にくいものがほとんどです。
よく小学校などの生徒に配布されている行政の取り組み的なものは啓蒙活動が多いため挿絵もいらすとやによく見るテイストで人物が描かれています。

しかし、私はそんなよくわからないジャンルのものも割と好きなのです。

今回紹介するのは新宿区が制作したもので『自転車安全利用五則』という本当にまじめなものです。
デザインも約1/3くらいは透明部分になっていて、しっかり中の書類が確認しやすくなっています。

新宿区自転車安全利用五則クリアファイル

このファイルはおそらくいろいろな交通安全にまつわるイベントや教室などで配られているのだと思われます。

新宿区自転車安全利用五則チラシ

中にはこのようなチラシもはさんでありました。
この五則はそもそも道路交通法で定められてはいるのですが、読めば読むほどグレーな部分のように感じます。もちろん道交法的には明確なのだと思います。
そう、決まってはいるのですが、運用面と言いますか実際の状況に照らし合わせると白黒はっきりした状況になりにくい場面でのルールです。

例えばなのですが、、

「1」自転車は車道が原則、歩道は例外

これって現在は意外と知られてると思います。
でも私のように都心部で生活していると、歩道を走る自転車をよく見かけます。むしろ歩道の方が多いと感じる時もあります。
例外事項に書かれているのは「車道通行が危険な場合」・・・・・・重要なのはこの危険の基準です。これは個々人の主観に頼らざるを得ません。

「2」車道は左側を通行

これもよく知られています(私はもちろん知っています)
ただ街中では反対側を通行しないと非常に行きにくいといった状況は起こりがちです。
「右方向に目的地があり、その付近には交差点が無い場合には、早めに信号を渡りそこからしばらくは右側もしくは歩道を走ることになります」こういった場合には車道は逆走となるため、歩道を走りますので歩道の自転車量は増えます。

まあクルマの一方通行だと思えばそうなのですが、自転車で左折を繰り返してぐるぐるしながら目的地に行く人はいません。
もちろんこの五則は基本で、実際は応用ということなのだと思います。

ただしこの五則を知らない人というのが、世の中に少なからずいるのも事実です。
こういった啓蒙活動はそういう人への警鐘と、知っているけど守り切れていない人への再度の周知ということだと思います。
ああ、みなさん交通ルールは守りましょう!

さてこのクリアファイルはどこで入手したかというと、2021年12月4日(土)~5日(日)に新宿のイベントスペースで開催されていた「交通安全。アクション2021新宿」という展示です。

交通安全アクション2021新宿01

体験参加型イベントと紹介されているように、新宿区と管轄の警察署や普段交通安全に尽力している協会などが主体となって実施しています。パネル展示のほかに、実際に体験できるシミュレーターなどを多数展示していました。

入り口付近の受付のような場所でクリアファイルをいただきました。

交通安全アクション2021新宿05 交通安全アクション2021新宿02

今回はコロナ過のイベントと言うこともあり少し規模も縮小したりとは大賑わいとはいきませんでしたが、子供連れのファミリーから年配の方ま幅広くで三々五々訪れていました。
ちなみに写真を撮り忘れたのですが「電動カート」の展示があって試乗させてもらいました。
よく街でお年寄りが乗っているミニカーのようなものです。

ちょっと恥ずかしかったですが、なかなか乗る機会なんてありません。
会場の狭いスペースなので時速1キロで走行しました(最高速度は6キロまで出せるらしいです)
基本的には歩道を走る電動車いすのような位置づけなので大した速度は出ないのですが、操作は超カンタンでレバーを握ると進み、レバーを放すと停止します。
基本は前進のため坂道でレバーを離しても自然に後ろに下がったりはしません。

まだまだ先ですが私もこういったものを利用する日が来るのかもしれないなと思いながら乗っていました。

交通安全が学べて、色々体験して、その上クリアファイルももらえて楽しんだイベントでした。