安彦良和 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展(東所沢)その他

機動戦士ガンダム TheORIGIN展 安彦良和 原画展

※注意:記事は単なる観覧雑記です。イラストなどのチョイスなども単なる好みで他意はありません。

機動戦士ガンダム TheORIGIN展 安彦良和 原画展


さて本編以外にもたくさんの作品や資料が展示されていました。

と言ってもORIGINにまつわるイラストや資料であることは間違いないです。
安彦氏の仕事場の再現展示や「ガンダムエース」など以外の雑誌に掲載されたイラストなど、それを使った付録や商品です。

機動戦士ガンダム TheORIGIN展 安彦良和 原画展

最初の方に書いたと思いますが、こういったジャケット、ポスターイラストに登場するフラウ・ボウはピンクの水玉の水着を着ています。
このイラストは2017年の「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅵ 誕生 赤い彗星 Blu-ray Disc Collector's Edition」(左)と「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅴ 激突 ルウム会戦 Blu-ray Disc Collector's Edition」(右)に使用されたものです。

機動戦士ガンダム TheORIGIN展 安彦良和 原画展
機動戦士ガンダム TheORIGIN展 安彦良和 原画展

上の左のイラストを見たことがある人は多いのではないでしょうか。
これは1981年に公開された「劇場版 機動戦士ガンダム」のキービジュアルを改めて描き直したものです。
アムロのポーズなどはオリジナルのイラストに寄せて描いていますが、唯一ガンダムのビームサーベルがこの描き直し版に追加されています!!確かに当時のイラストにはビームサーベルが書かれていないものが多いですね。

ちなみに右のシャアは雑誌AERAの表紙に書き下ろされたものです(これは発売された時のこともよく覚えています)

機動戦士ガンダム TheORIGIN展 安彦良和 原画展

安彦氏の仕事場を再現してありました。
インタビュー動画なども流れており、安彦氏が「筆」を使って絵を描かれていることは広く旧知の事実だと思っていたのですがどうやらそうではなったです。私はてっきり誰もが知っていることだと思っていました。

観覧後のtwitterなどでは筆を使って描いていたことに驚きの声も多かったです。

また多くはないですがネームや設定資料などもケースに展示されていました。ガンダムエースの付録向けに描かれたものが多かった。トランプなどもその一つです。
きっと生粋のファンはこういったモノも大量にコレクションしていると思うと、おそらく部屋が大変な事になっているはずです。

機動戦士ガンダム TheORIGIN展 安彦良和 原画展
機動戦士ガンダム TheORIGIN展 安彦良和 原画展

そうそうガンダムエースではORIGINの連載ページ以外にも本当に多くのイラストや付録などの企画があり、そのたびに安彦氏は筆(ペン)を大いに振るわれてきました。
この当たり前?のような環境にもこたえるべく、描いて描いて描きまくられたのです。
いや~~~すごすぎるの一言ですね。

あまり詳しくない人もORIGINが連載されていたのがガンダムエースだというのは知られていますよね。しかし実態はORIGINの連載を掲載するために創刊された雑誌だという。もしそうだとすると、この前提がすごすぎるんですよねw
※これは色んな方が話されています。角川の方とかです。

しかし結果論かも知れませんが、このガンダムエースの存在は長い歴史の中では重要な存在だった気がしています。書店に行けば毎月新しいガンダムの情報が丸ごと詰まった雑誌が買える、ということです。もちろんガンプラを扱うホビージャンやモデルグラフィックスなどの模型誌、アニメージュやニュータイプはじめとしたアニメ雑誌などによっても、ガンダムは多角的に支えられたコンテンツと言えるかもしれません。


今回のORIGIN展は埼玉県所沢市にあるところざわサクラタウンで開催されましたが、ファンならみなさんご存知だと思いますが大きな理由は安彦氏が所沢在住だからです。もちろん会場が角川の施設であることも開催に向けた強い要因ではあったと思います。

さらに所沢市には「ガンダムマンホール」なるものが存在しています。
なんだか最近は流行ですよね、マンホール。確かに昔から記念デザイン的なものはあったのだけど、誰かが目を付けたのでしょう。

所沢市には「所沢市制施行70周年記念」で作られた2種類のガンダムマンホールがあります。
会場内にも展示されていました。

機動戦士ガンダム TheORIGIN展 安彦良和 原画展

アムロVerは西武鉄道 所沢駅の東口を出たところ、シャアVerはサクラタウン横の東所沢公園にあります。

少し脱線しますがサクラタウンからJR武蔵野線東所沢駅を結ぶ通りは「所沢Ledマンホール通り」と命名され、アニメなどのコンテンツを配した光るマンホール27種(28基)が設置されています。

また同じようなマンホールとしては小田原市に2種(ガンダムとズゴック)があり、東京都稲城市に1種(ガンダム)あります。これは今後もずっとあるのかな~~~。。。
小田原市は富野由悠季氏の出身で、稲城市は大河原邦男氏の出身地です。やっぱり固有のマンホールデザインと言うのは、どなたかのゆかりの地でないと難しいのかもしれません。



展示エリアの最後にはサインスペース(関係者来場サインを施す場所)とマチルダさんとの記念撮影スポットがありました。
撮影用のパネルは前後の間に来場者が入る構造になっており、なんとなく大人のスケールに合わせてありました。

本来1人で観覧していた私はこういう撮影スポットが苦手です。
撮ろうと思っても三脚は立てれないし、他の来場者に頼むのも気が引けちゃう性格です。スマホでの自撮りもほとんど写らないのでスポットの外観だけ撮影するのがお決まりです。

機動戦士ガンダム TheORIGIN展 安彦良和 原画展

ちょうどマチルダさんの真後ろに入って隊員の1人として写り込めるという仕掛けです。


しかし2度目の観覧時にはやや空いていた時間帯であったため、手すきのスタッフさんにお願いして撮影してもらえました。
撮影してくれたスタッフさん感謝です!!!

グッズもたくさん売られていましたが、購入しやすい安価なものは既に売り切れているものもありました。

機動戦士ガンダム TheORIGIN展 安彦良和 原画展
機動戦士ガンダム TheORIGIN展 安彦良和 原画展

フリマアプリなどにかなりの数の商品や非売品のポストカードやしおりが出品されていますね。
個人的には一定の転売も許容している派なのですが、価格がやや高額に設定されすぎている気がします。 この辺りは今後の巡回展の可能性なども含めて、もう少し早めに情報があればよかったのになと少し感じた部分です。

また売り切れているグッズに関しても数回ほど「売り切れ情報」がtwitterで告知され、その際に再入荷時には知らせる旨コメントされていたのですが、ただの1度も再入荷は告知されておらずファンの間でもSNSで不満がでていました。

売り切れだけは告知していました。

機動戦士ガンダム TheORIGIN展 安彦良和 原画展

毎回、知らせると書いているが再入荷しているにもかかわらず1度も知らされていません。
※来場された方の情報で再入荷したのは知っていました。

角川も含めて運営の体質がちょっと古いなと感じてしまいました。

もっと工夫することは出来たんじゃないのか、この点は残念に思います。
観覧したファンの誰もが絶賛した展示会であっただけに非常にもったいない気がします。もちろん再入荷の告知を見て訪れた時に再び売り切れている可能性があるので、リスクヘッジの意味合いはあったのは十分に承知しています。
是非とも全国巡回展では潤沢な数の用意を期待したいです!!

安彦良和 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展はニュース発表の段階から知っていて、とても楽しみにしていました。
ただコロナ過と言うことから行くことができる状況になるか不透明だったことから訪れた2度とも当日券で観覧しています。
安彦氏は学生の頃から知る著名なクリエーターで、今回のORIGIN展でもその才能を余すことなる見る事が出来たのは、ガンダムど真ん中世代の私には至福のひと時でした。

自宅にはORIGINを含めて数多くのガンダム作品があり、今回その長い歴史の一端と私の中で息づくガンダムにも触れるいい機会となりました。ガンダムいいですね~~。

安彦氏はククルス・ドアンの島をはじめ今後も精力的に活動されると思いますが、健康にも気を付けて頑張って欲しいです。


最後になりますが、これほどの規模でなくてもかまわないので「アリオン展」やってくれないかな~~~~。