さて今回のクリアファイルの作品は、初作は1987年に劇場公開された『 王立宇宙軍 オネアミスの翼 』です。
あ、公開時は「 オネアミスの翼 王立宇宙軍 」と順序が逆でしたね。
私もまだ学生だったのですが、割とニッチ志向であったため非常に公開までワクワクして待っていた覚えがあります。アニメ誌でも取り上げられましたし、モデルグラフィックス誌(月刊模型雑誌)でも毎月のように進行が掲載されていました。
制作はガイナックス(このために設立されたようなもの)ですね。
物語はオネアミス王国の宇宙軍に在籍する主人公のシロツグ・ラーダットがパイロットに志願しロケット打ち上げに挑む物語です。
印象としては世界の今あるものを少しわかりやすく混沌とした感じを残しつつアニメで表現しているもので、個人的にはそれほど議論を呼ぶ内容ではないと感じました。
しかし業界関係者も含めた世間では当時は賛否もあり、興行収入は伸びなかったですね。予算の使いすぎかもしれません。
私はアニメが好きなので「アニメ作品で何が伝えたいのかわからない」という指摘などは、アニメ世界に絞った観かたをした私にはそれほど的を得ていません。
個人的に好きなのはやはりそのオリジナルな世界感です。
文化やデザインテイストなど登場するメカや小物などを独自に組み立てられているのが見ていて楽しかったですね。それでいて文明的な飛行機がプロペラで飛んでいたり、バイクが2輪であったりなど突飛なものでなかったのも馴染みやすかったです。
この作品は今では既の名の知れている多くのクリエイターが参加している作品で、多数の関係者がいろいろな面で協力したり働きかけをしたりして完成に至ったという話もよく聞きました。きれい事かもしれませんが、やはり情熱はすごいですね。
またあまり知られていないのかもしれませんが、音楽担当は坂本龍一さんです。
よく頼み込んだなと思いますがまだ若い時代だったので引き受けたのかな。実際に楽曲提供などではなく、坂本さんが統括したアニメ作品はこれだけではないかと思います。
ちなみに私は当時購入したLD版を今でも所有していますが、いまやレーザーディスクプレイヤー本体が壊れて捨ててしまったので、観ることはできません。ただただ思い出です。
いまなら4Kリマスター版が購入可能です。
さてそんな本作ですが、2022年に公開35周年記念として4Kリマスター版の制作・販売が行われました。
通常の販売開始は2022年11月4日でしたが、それに先駆けて2022年10月28日(金)から一部で劇場公開が行われそこでも商品の先行販売という形がとられました。
クリアファイルはその際に劇場グッズとして販売されたものです。
劇場では以下の商品が販売されました。画像はネットの拾いものです。
購入したのは新宿バルト9です。
グッズは公開初日28日(金)に仕事帰りに行きました。珍しく初日に買いに行ったのはグッズ全体に劇場公開期間も長くはなく、各商品それほど販売数量は多くないかもと売り切れを危惧したためです。おかげで無事に買えました。

劇場に飾られたポスターには関係者のサインが入れられていました。
新宿バルト9では舞台挨拶が行われたため、そういった関係もあるのかもしれません。山賀博之監督や主人公シロツグの声を演じられた森本レオさんのサインなどが見てとれます。
クリアファイルは3枚組で1,100円(税込み)なので、良心的な価格です。
キービジュアルとメジャーなアートイラストで組まれていました。
40年近く前の作品ですが当時の記憶が蘇ってきます。
学生の頃は今以上にアニメオタクだったので、ワクワクしましたね。ただこの作品だけがオリジナルと言うわけではなく、当時はアニメがどんどん作られだしたアニメ成長期でもあったため、次々と完全新作が制作・公開されていた時期で、シリーズ展開と言えば特撮(ウルトラマンやゴジラなど)が先行していた時代です。
多くのアニメクリエイターが躍動し始めた成長期であり、みんなそれぞれが表現したいものや作りたい世界感にあふれていたのかもしれませんね。
この王立宇宙軍 オネアミスの翼もそのひとつです。







